気づき10 「人生は、自分と神という存在との協演作品」

<写真:太平洋〜室戸岬〜24番・最御崎寺〜>

今この時代を一緒に生きている人、

これから生まれて来る人、そして今まで生きていた人・・・。

現在過去未来の人の声が何となく聞こえて来ることを

霊性が高まり『霊媒体質になる』と先達は表現されました。

(ちょっと胡散臭い表現ですが〜・笑)

この手の体質を体得する為の道に徐々に入っていきますと、

『宇宙』という無限の世界・可能性と深く繋がり、

一体化していくようです。

所謂「煩悩」や「わがまま」があると、

自分の声(意識)しか掴めず

(っていうか、自分自身のことを自分自身が一番分かっていない)

宇宙との繋がりは浅くなり、

どんどん人生の路頭に迷い自滅するようです。

この自分自身(自意識・自力本願)と

宇宙(潜在意識・他意識、他力本願)の存在に

気づいている・気づいていないかによって、

人生の幸福感やレベルがケタ違いに変わっていくようです。

自意識・自力本願しか分からない人たちは、

今私がここでお話ししている内容が意味不明で、

「アホちゃうかー」って一蹴されるかと思います(笑)。

だけど、私たち日本民族の総合体験として、

宇宙(潜在意識・他意識、他力本願)の存在を肯定するからこそ、

神社(神道)というものが自然発生的に生まれ、

そして寺院(仏教)などの外来宗教が、神道を補強し、

私たち日本人の精神文化の根幹を支え続けて来たんだと思います。

人生の基本は、自力本願です。

自己努力が人生を創っていきます。

無努力な人間が神にすがっても、奇跡なんて起こりません。

が、最大限の自己努力を、自分と自分以外の人のため・・・

世のため人のためとがんばっているところに、

人の力ではどうしようもない膨大な他力本願の力がもたらされます。

それを『神風』と呼ぶのではないでしょうか?

日露戦争の日本海海戦(勝利)がその典型なんだと思います。

ってことで、人生とは、

自力本願(自分自身の意思)と

他力本願(神・天というたぐいの存在)との協演で

創られ、彩られるものかと思われます。