まんがで読破『源氏物語』

昼間、愛用している電車に乗っていると、

天王寺駅から学校帰りの

小学4年生くらいの男子が私の横に座り、

しばらく隣り合わせで座っていました(%笑う女%)(%晴れ%)

彼は席に座るやいなや、カバンから漫画を取り出し、

食い入るように読んでいました。

その姿は車内でニーチャン(失礼)が青年雑誌を…

はたまたオッサン(更に失礼!)が

スポーツ新聞むさぼり読む光景と系統は同じで(笑)、

「“人間の本質”というものは何歳になっても

カワランもんやなぁ〜」と感じました。

で、「近頃の少年達はどんな漫画を

ムサボリ読んでるんかな〜どれどれ♪」…と

コッソリ盗み見しますと…ナント☆

源氏物語の漫画で、私は深く…深く感動した次第です。

【彼が読んでいたのは、この本のようです↓】

http://www.eastpress.co.jp/manga/shosai.php?serial=1046

【このような有名な文学作品を「漫画」にしている社長さんの想い↓】

http://junior.konan-h.ed.jp/detail.jsp?id=45172&menuid=9863&funcid=3

ニッポンの少年はまだまだ捨てたもんじゃーない。

まだまだ日本の未来は安泰や!私は彼のような日本男児に、

日本の輝かしい未来を託して逝きたい。

…と私は安心した次第です。

どんな内容の漫画であれ、またどんな経緯で彼の手元に

その漫画がやって来たか…そんなことは関係なく、

彼がその漫画を通して日本の歴史に興味や関心を抱いていることは、

まぎれもない事実であります。

私たち日本人の歴史(過去)に興味を持つということは即ち、

『自分自身のルーツ(DNA・過去)』に関心を持ち、

深く知る旅に出るための“切符”を手にした訳です。

自分のルーツ(本、もと)を知ると、

自分自身のアイデンティティを知ることになり、『自尊心』

(※決して“過信”ではなく、他者や他国を見下だしたり、

戦争を仕掛ける道具でもありません。一部の左翼的日本人や

一部の某隣国政府の解釈が間違っています)を育むことになり、

それがこれから先の人生でどんな個人的苦難や

“国難”が彼を襲ったとしても、

それに潰されることなく、それに立ち向かう果敢な心身を錬磨させ、

強くてしやなかな人格者に成りたらしめます。

『日本史好き』は即ち、日本という国と

日本人を愛し守り賜う人間であり、自身のDNAに静かに眠る、

いにしえの素晴らしい先人たちの遺志に目醒め、それを継承し、

何等かの形でこの国を・この国の人達を救い、

幸せを築き上げていく志士であり、

また世界史が好きな子どもたちは、

地球を愛し平和を築き上げていく志士なのではないでしょうか。

だから「歴史は苦手」とか「歴史はキライ」と言う人達は即ち

『私は日本(人)や世界(の人達)がキライ』と、

過去だけでなく現在と未来の人間を否定もし、

自分自身の存在をも否定する自虐的思考の持ち主であり、

かなりの『危険分子』だと私は捉えています。

そんな輩(やから)が国内外の金権者に魂を奪われて、

売国者に成り下がってゆくのです。

だから一人でも多くの子どもたちが、歴史好きになるように、

私たち大人はあらゆる手段を使って努力する

義務や責任があると考えます。

一方で、その彼の姿を見て感じたことは、

彼の両親や祖父母(家系)の素晴らしさであります。

彼が源氏物語をむさぼり読むことをたらしめている

人格を育んだ中心的人物は、

明らかに彼の親(家庭環境)であります。

彼の親・家系が、かれをそうさせた最も大きな原因かと思われます。

『因果応報』という仏教用語がありますが、

この言葉が最もシンプル且つ明瞭に具現化されて来るのが

『親子』という人間関係のようです。

親(=先祖)が『因(原因)』で、

子(=子孫)が『果(結果)』であります。

川で例えると親が上流、子どもが下流です。

上流に汚染物質を垂れ流しする工場があれば、下流も汚れていくのです。

親→子という縦の順序は『自然界』の絶対的法則であり、

上流より綺麗な下流は存在しないのです。

ですので親自身も気づいていない汚染物質(罪)を持っていれば、

子に継承し、投影されているのであります。

ただ、子が所謂『家系の浄化(徳積み)』をしてゆくと、

下流に“浄水所”が建設され、更に下の下流(子の子、孫)の人生が、

見えない陰の部分で力を貸し、好転して行くようです。

が、子の努力で下流が綺麗になっても、

親がいつまで経っても上流で汚染物質を流し続けていたら、

子の浄化作用は相殺され、徳積みの効果は薄れ消えてしまうようです。

そんな感じで、家系という名前の『人生のリレー』は、

家系や国家…地球という一つの系統(流れ)の中で、

罪(穢れ)と徳(浄化)の間を上下しながら、

時代と時代を繋ぎ合わせ、雄大なる歴史を築き上げてゆく…

一つの大きな演劇〜地球座人生劇場〜のようです(%笑う女%)(%王冠%)