小豆島八十八ヶ所めぐり〜歩き遍路〜 1日目①

おかげさまで無事、一日目が終わりました(^0^)!

その体験レポートをさせていただきます。

始めて(しかも歩きで)小豆島遍路に

チャレンジするということで、

我流ではなく、小豆島霊場会が推奨する「モデルコース」の

そのまんまの行程でお参りすることにいたしました。

小豆島霊場会「小豆島八十八ヶ所めぐり」公式ホームページ↓
http://reijokai.com/

まず、土庄の街中にある、

小豆島霊場会総本院に行き、

納経帳(表紙・裏表紙が紙のもの・・・

昔&素朴っぽくていいです♪)を

1000円で購入し、

ここをスタートとしてお参りさせて頂きました。

四国遍路の納経帳はお寺の名前等以外は

何も書かれていませんが、

筆の文字は既に印刷されており、

お寺の人がご朱印(ハンコ)を押すだけの簡素な感じになっています。

これは恐らく、筆を書く人(手間)がかからないように

するための工夫のようです。

小豆島遍路を歩いてみて思ったことは、

絶対的な人手不足です。

お遍路さんも少ない(っていうか、今日は誰も見ませんでした)し、

遍路道や札所を維持管理する人の絶対数が足らないようです。

だから、88ヵ所のうち約3分の2は「お寺(管理者が常駐する札所)」

ではなく、「庵(あん)」という無人の札所

(維持管理は別のところにいる人がしているようです)か、

「山岳霊場」という、人里離れた山奥や海の側など、

自然の一部に札所が貼り付いているという感じの札所があります。

「庵」の管理者がいない場所や、管理の都合で、

いくつかの札所が同じ場所にあるところがあります。

便利な反面、ちょっと味気ない感じもしますが、

これも仕方がありませんよね。

もう一つ、四国遍路と絶対的に違うところがあります。

それは、「道に迷いやすい要素がたくさんある」

(=苦難が起こる可能性が高い=

修行の醍醐味がある=正に命がけ!)

ということです。

まず、霊場会公認の地図は、公認の割りには、

ざっくり過ぎて、詳細部分が分からない箇所・・・

そして間違いも数箇所あります。

(しかも最新版で既に3年前のものなので、目印のお店が廃業してたりします)

そこで役に立つのが、「ひたすら地元の人に聞くこと」と、

あらゆる案内板、

そして四国遍路でお馴染みの「赤い矢印」を見逃さずに

歩くということです。

四国遍路では、電柱から個人の家の壁まで

あらゆる場所に、うるさいくらい(笑)たくさん貼ってあり、

地図がなくても、この矢印さえ見逃さなければ、

96%はちゃんと歩ける勢いであります。

しかしながら、本来この矢印のシールを

電柱や道路標識に貼ることは違反のようなのですが、

国土交通省がお遍路さんのために「黙認」しているそうです(笑)。

そんな事実があるので、

小豆島の遍路道は、四国遍路よりも一回り小さい矢印シールで、

個人の私有物には一切貼っておらず、

公共的なものに、申し訳なさそ〜に、一つだけ貼られています。

(四国みたいに一つの電柱に5つも6つも貼っていません)

私は、このシールを貼った方は、

本当に徳のある素晴らしい方だと、

私は勝手に想像し、尊敬しています。

本当に感謝しています。

私も2周目歩くご縁があれば、自分でシールを作って

こっそり(一応違反なんで^^;)

矢印シールを貼りながら、歩かせていただきます。

「小豆島にも、四国のような矢印があれば、

歩きお遍路さんが迷わずにお遍路が出来る」と

こっそり貼り出されたんだと思います。

みなさん、この右写真で

どこに矢印があるか分かりますか?

(写真左下のあずき色の四角い箱の右上部分です)

<つづく>