・・・さすがに、岩の道を下るのはいやだったので、
車道を通って下りました。
そしてまた標高0メートルの旅館に戻って来ました。
午前9時30分。
下界は一気に暑くなっていました(^^;)。
リュックサックに荷物を入れ、
さて出発しようと時計を見ると、10時。
今日も長丁場なので、旅館前に止まる路線バスに
乗ろうと思っていたのですが、
次のバスが11時19分だったので、
歩くことにしました。
次の札所まで4キロなので、
バスに乗るよりも、早く着くと思いましたし、
早々にバスに乗るのも、根性がないと思いました。
日陰(休憩場所)が殆どない県道沿を歩きました。
大きな採石場がありました。
ここから船で直接消費地に持っていけるという
メリットがあるそうで、
ここの石は大阪城にも使われているそうです。
が、人手はほぼいません。。。
ほんと、田舎は車は時々通りますが、
人影が少ないです。
(ましてや、車&歩きお遍路さんを1人も見ません)
県道沿いで2回目の休憩の時、
次の札所まで4キロと思い込んでいたのですが、
よくよく地図を見直すと、それが5キロちょっとだったと発覚☆
ってことで、休憩しながらゆっくり歩いてたので
4キロ地点で、路線バスに追い越され・・・
「しまったぁ〜(>0<)」と
自らのチェックミスに精神的に落ちこみました(ーー;)。
途中、何箇所かバス停があり、
そこから乗ろうとしたのですが、
「いや、まだ歩く、歩けるぞ!」と頑張ってたのですが、
ほぼ空の路線バスが涼しげに通った瞬間が、
本当に精神的に参りました。。。
で、第82番・吉田庵のある吉田のバス停に着き、
そこに座ると一気に疲れが。。。
この時ちょうど正午でした。
気合いで、バス停から数百メートル先の
吉田庵を打ち、バス停に戻り、軽くおにぎりを食べ、
バス停前の自販機で冷たいジュースで
ちょっと身体を冷やしてるうちに、
「もうバスに乗ろう」と決意し、次の札所までバスに乗りました。
兵庫・姫路からのフェリーが到着する
福田港のある町に着きました。
ここには、札所が3つあります。
3つを打ち終わり、3つ目の
「第84番・雲海寺」の縁側で
ぼーっと休憩していました。
爽やかな風が港から吹いて来て、
誰もいない静かな境内がとても気持ち良く、
「最近、空を眺めてぼけーっとしてなかったよなぁ」と思う
と同時に強烈な睡魔が襲って来て、
うたたね・・・というかマジ寝?してシマイマシタ(^^;)
「ふわ〜」とした、暖かい(っていうか、暑い)風が
港から吹いて来て、目が覚めました。
そこで30分爆睡していました(笑)。
足に水ぶくれが出来ているような痛みがありつつも、
歩く気力が戻って来て、せっせと福田港の
バス停まで戻って来たのですが、
目星をつけていた2階の喫茶店がお休みだったので(涙)、
その下にあったお土産屋さんで「オリーブサイダー」を買い、
お土産屋さんのやさしいおばさんにお願いし、
快くOKを頂き、2階に上がる階段で座り
バスの待ち時間、いさせて頂きました。
ほんと、助かりましたぁ〜(ー人ー)☆
それ以降、間を少し歩きつつ、
今いる安田の旅館に着きました。
この猛暑の時期に、私の体力で、
小豆島霊場会が推奨する
6泊7日の「モデルコース」歩くのは不可能だと、
この日悟りました(^^;)。
「明日からは、計画的にバスを上手く活用しよう」と腹をくくり、
たまたま福田港のバス停で、運転手さんから頂いた時刻表や
「万が一に」と、自宅で印刷して来た、小豆島のバス路線図と
真剣に向かい合いながら、
明日以降のプランニングをさせて頂きました。
明日歩く場所は、一日三便しかないバス路線上なので、
乗り遅れないようにしたいと思います。
バスを使うことに負い目を感じますが、
背に腹は変えられません!(妥協。身の丈に合った修行の実践)。
『オリーブバス』の売り上げに貢献させて頂きます(笑)♪
ま、とにもかくにも、熱中症で
ホンマモンの「行き倒れのお遍路さん」になって、
NHK高松放送局のニュースで流れないように
だけはしたいナと思います〜(>0<)笑♪