<つづき>
そさくさと山を降り、また人里へ。
すると、いつの間にか、遍路の「→」がない道を進んでいて
「これはやばい!」と地図を見てますと、
車に乗ったおじさまが、正しい道を教えてくださり、
「車でお寺まで連れてってあげるよ〜」って
一気に、目的地まで連れてって行ってくださり、
時間ロス0分に戻りました。
そして、今日の最後の札所の第37番・明王寺に
今泊まっている、旭屋旅館のおかみさんが
お迎えに来てくださりました。
本当に今日も、いろいろな方にお世話になりました。。。
ほんと、いろんな方々の「おかげさま」を持って、
今日も無事、目的地まで行くことが出来ました。
自分ひとりで「お遍路」しているって、
そんな大きな誤認識(過信)を持たないように、
これからも謙虚に生きていきたいと改めて感じました。
旅館までの車の中で、旅館のおかみさんから
あれこれ教えてくださりました。
おかみさんは毎年、小豆島遍路のいくつかのお寺主催の
小豆島遍路を歩かれているとのこと(驚)☆
だから、めちゃくちゃいろんなことを知ってはります。
大阪のオバチャンみたいに、どうでもいいことまで
ベラベラしゃべることはありませんが(笑)、
適切な言葉を淡々とお話しされるという感じです。
聞くと、この旭屋旅館は、
先々代が、「お遍路さんが一番困っている問題
(宿泊場所がない)を解決したい」という想いで、
約60年前・昭和28年に始められたそうです。
そんな想いで始まった旅館だからこそ、
三代目おかみは、そのようなことを
実践され続けておられるんだと感じましたし、
言葉数は少なくても、一本大きな筋が通っていて、
言動一致の凄みを感じました。
さすが、老舗旅館だと思いました。
あと、お遍路アドバイスを頂戴しました。
冷たい水とか、スポーツ飲料よりも
一度沸騰させて冷ませた「白湯(さゆ)」が
最も消化吸収がよく、胃腸にもやさしいということです。
おかみ曰く・・・
「結局、先人たちが自然にやっていたことが、
一番正しいんですよ」
成程。。。深い。
多くの先人たちの思考錯誤の賜物が
この「白湯」だったんですね。
だけど、やっぱり暑い日は、
冷たい水がいいなぁ(爆笑)☆
そんなかんだで、明日で一応終わります。
(ただし、29日大阪へ戻る、大部港側の札所2つが
また終わっていません)
さいごのさいごまで、気を抜かずに
ハリキッテ参ります〜(^0^)!!
小豆島(土庄)の「旭屋旅館」公式ホームページ
http://www.asahiya.org/