小豆島八十八ヶ所めぐり〜歩き遍路〜 6日目③

<つづき>

そさくさと山を降り、また人里へ。

すると、いつの間にか、遍路の「→」がない道を進んでいて

「これはやばい!」と地図を見てますと、

車に乗ったおじさまが、正しい道を教えてくださり、

「車でお寺まで連れてってあげるよ〜」って

一気に、目的地まで連れてって行ってくださり、

時間ロス0分に戻りました。

そして、今日の最後の札所の第37番・明王寺に

今泊まっている、旭屋旅館のおかみさんが

お迎えに来てくださりました。

本当に今日も、いろいろな方にお世話になりました。。。

ほんと、いろんな方々の「おかげさま」を持って、

今日も無事、目的地まで行くことが出来ました。

自分ひとりで「お遍路」しているって、

そんな大きな誤認識(過信)を持たないように、

これからも謙虚に生きていきたいと改めて感じました。

旅館までの車の中で、旅館のおかみさんから

あれこれ教えてくださりました。

おかみさんは毎年、小豆島遍路のいくつかのお寺主催の

小豆島遍路を歩かれているとのこと(驚)☆

だから、めちゃくちゃいろんなことを知ってはります。

大阪のオバチャンみたいに、どうでもいいことまで

ベラベラしゃべることはありませんが(笑)、

適切な言葉を淡々とお話しされるという感じです。

聞くと、この旭屋旅館は、

先々代が、「お遍路さんが一番困っている問題

(宿泊場所がない)を解決したい」という想いで、

約60年前・昭和28年に始められたそうです。

そんな想いで始まった旅館だからこそ、

三代目おかみは、そのようなことを

実践され続けておられるんだと感じましたし、

言葉数は少なくても、一本大きな筋が通っていて、

言動一致の凄みを感じました。

さすが、老舗旅館だと思いました。

あと、お遍路アドバイスを頂戴しました。

冷たい水とか、スポーツ飲料よりも

一度沸騰させて冷ませた「白湯(さゆ)」が

最も消化吸収がよく、胃腸にもやさしいということです。

おかみ曰く・・・

「結局、先人たちが自然にやっていたことが、

一番正しいんですよ」

成程。。。深い。

多くの先人たちの思考錯誤の賜物が

この「白湯」だったんですね。

だけど、やっぱり暑い日は、

冷たい水がいいなぁ(爆笑)☆

そんなかんだで、明日で一応終わります。

(ただし、29日大阪へ戻る、大部港側の札所2つが

また終わっていません)

さいごのさいごまで、気を抜かずに

ハリキッテ参ります〜(^0^)!!

小豆島(土庄)の「旭屋旅館」公式ホームページ
http://www.asahiya.org/