玉手箱を開けた浦島太郎のような気分です(笑)

はぁ。。。

秋のため息です。

何だか、切ない秋の夕暮れ。。。寒い、寒い☆

ということで昨日の午後、

常夏の八重山諸島から大阪に帰って来ました。

石垣島・黒島のあの真夏の日々は

一体何だったのでしょうか。。。?

夢?幻???

気分は『ふしぎな島のフローネ』やったのが、

『いつものよしこちゃん』に戻ってしまいました(^^;笑)

早速、彩度の低いグレーな風景の大阪で

お仕事をしたり銀行に行ったりと

一気に日常に戻されました。

川沿いの桜並木も、いつの間にか落ち葉の季節。

一枚一枚と葉が落ちる度に、

はぁ。。。とため息。

今の気分を表現するのであれば、

「竜宮城の楽しい一時から、玉手箱を開けてしまい、

一気に老人になった・・・現実時間に戻された」

という感じです(笑)。

旅をした帰りの電車の中とか、この秋の季節自体が、

物思いにふける絶好の機会であります。

「後ろ(過去)を振り返ることはあっても、

結局のところ人は、前(未来)に向かって歩いてゆくしかない」

なんて、しみじみ思っていました。

・・・今回の八重山の旅は、偶然から始まり、偶然で終わりました。

格安航空券「ピーチ」のセールで片道2980円だった

10月30日関空→石垣のチケットをゲットしたのが、今年のお盆前。

30日・31日と、現地で生まれ育った倫理の仲間・ことみさんと

みっちりお話しをさせて頂きました。

ことみさんの夢はナント☆「四国歩きお遍路をすること」なんだそうで(驚)!

私の遍路話を聞いているうちに、本気で来年か再来年に、

その夢を叶えるべく、本格的に計画を立てられるとのことで、

私が全面的にサポートをさせて頂くことになりました。

11月1日と2日、ことみさんは、

地元の石垣の祭りの参加のため、31日にお別れをし、

石垣から船で黒島に行きました。

黒島では、今年5月に竹富島の民宿でお会いした

北海道のおねえさん・たかえさんが一日早く黒島入りされておられ、

(ファイスブックでたかえさんが黒島にいることを知りました)

たかえさんと打ち合わせ無しの驚きの再会に喜ぶと同時に、

たかえさんのご縁で

全くの未体験ゾーンだった「ダイビング」に初挑戦!

「必死のパッチでやれば、何でもやれば出来る」という

自信&確信を得た次第です。

・・・八重山最後の日。

新石垣空港を離陸する直前に雨が。。。

そして、関空に着いたら、雨が止んでいました。

電車も連絡が良く・・・

電車内で「トイレ行きたいヮ」と思ったら、

目の前にトイレがありました(驚)☆

他にも、いろんなことがこの日起こりましたが(詳細は割愛)、

この極めつけが、昨日夜、

たまたまテレビ見ていたら、

四国遍路の番組がやっていて。。。

しかもこの時「讃岐の国・編」。

(しかも今朝は、京都の東寺がテレビでやっていました。

東寺は空海が最初修行をなされていた場所です)

ヾ(・∀・;)オイオイ。。。

四国八十八ヵ所霊場会「公認先達」の研修で

12月1日にさぬき市にある、

75番・善通寺に行くことになっています。

ああ、そうか。。。

すべてみんな「お大師さん」のおかげ。。。?

何やかんや行っても、もうお大師さんと私の「同行二人」の

怒涛の修行人生は私がこの世を去るまで続くと確信を得た次第です。

私は、「弘法大師空海」というある種

神格化されている対象物に対して

何かをすがったり、お願いし倒すというのではなく、

「お大師さん」という、先達さんに自身の人生修業の

『サポート(応援)』をして頂きたいという感覚です。

何度も書いておりますが、

あくまで人生は自力本願であり、

自己努力(自らの行・修行)によって

自身を磨き高めて進化・深化させてゆくものであります。

で、そんな一所懸命精一杯正しく自力本願をしている人の下に

他力本願という神風(運)がやって来るのです。

・・・「お大師さん」は今でも、

四国遍路道をせっせと修行中だと言われています。

そのご自身の修行の合間合間に

私たちお遍路さんの修行のサポートしてくださるのです。

人のサポートをしながらも、更に自分を磨き高めてゆく。

そんな「お大師さん信仰」がとっても素朴で日本人らしく好きです。

(四国の方々の間で呼ばれている「お大師さん」という愛称が

何とも言えない親近感と尊敬の念をかもしだしています)

私は高野山信仰のように、弘法大師空海が

奥の院にどーん!と構えておられるというものよりも

私たち凡人と同じ道を歩きながら

ご自身もせっせと修行しているという

人間臭くて愛らしい、そしてたくましい方が好きです。

だから私はある種完成されたプロの修行の場であります

高野山にはあまり興味がなく、

あくまで私の興味は「お四国」にあります。

高野山のお坊さんたちの多くは、

高野山という限られたコミュニティの中でしか

生きておられないような気がしています。

だけど、日本は高野山だけではないのです。

高野山という修行の場から積極的に下りて、

私たち凡人の行をサポートし、救済するのが

本来の修行僧の重要な使命のような気がし、

現在の高野山に対して違和感を覚えています。

今月末に高野山にて、お坊さんたちと会って来ますので、

その辺りの真意を確認して来ようと思っています。

・・・こんな感じで、すったもんだしつつも

だんだんと少しずつ

自分のあるべき姿に気づかされてゆき、

気づけば、一本の素晴らしい大橋良子の人生と成ってゆきます。

他の方からすれば、曲がりくねった汚い荒れた道に

見えるかも知れませんが、

私にとっては、『まっすぐの一本の美しい道』であります。

これからも

「こだわらない 求めない 比べない」人生、

歩んで参りたいと思います。

旅でお世話になったみなさま、

ありがとうございました。