革命は地方から起こる

「革命は地方から起こる 」

別の表現をすると、

『革命は、地方にいる人が興す』。

失速しましたが、「大阪都構想」を始め、

今の日本は『地方創生』が叫ばれています。

自民党政権が現在さかんに叫んでいる「地方創生施策」は、

自らの支持基盤&政権維持を継続する為の・・・

つまり地方の選挙の票を集める為の宣伝というニオイが

プン!プ〜ン!!!致しますが、

真の『地方創生』が、革命を興す為には必要不可欠です。

古今東西の歴史を、『一本の大河』のように観ておりますと、

今までのやり方(世の中や政治のルール・制度・施策)では、

うまく回らない・逆にもっとおかしくなってしまうという時期

(国家や民族の混迷終末期。冬の時代)が必ず起こっています。

このまま行けば、国家・民族は崩壊です。

そこで、『何とかしなければいけない』と、

今までに無かった価値観(概念、ルール・施策・仕組み・やり方)や、

いなかった人間が現れます。正に時代の産物、革命児の登場です。

日本史上では、聖徳太子、弘法大師空海、

織田信長、勝海舟、西郷隆盛、坂本龍馬・・・などなど。

歴史上のスーパースターの殆どは、

混迷終末期から新時代創生期の間に登場しています。

時代が、またその時代に生きていた方々が生み育んだ、

歴史的スーパースター全員に共通する意識は『危機感』です。

「このままでは国家が崩壊する」この意識です。

次は『愛』です。愛する人たちを救いたいという想いです。

そして最後は『志』です。

「私は我が身を捧げても・・・死んでも愛する人たちを守り抜くんだ!」

という信念です。

ある人が

「『志』と、自分本位な『願望』を混在している人間が多い」

と嘆いておりました。

今の政治家の殆どが、大なり小なり、そんな輩であります。

「ヨノタメ ヒトノタメ ハタラマス」とクチでは言ってますが、

ハラでは「ワタシノ メイヨ・ケンリョクノタメ カネノタメニ ハタラク。」

という有様です。

静かに観察しておりますと、

政治家のほぼ全員が死んだら地獄行き確定済みです。

ご臨終・・・南無阿弥陀仏。

現代日本においては、危機感をより感じているのは、

東京並びにその周辺の人間ではなく、

所謂地方の人間であります。

目に見えて人口が減り、少子高齢化が進んでおり、

地方コミュニティで循環しているお金も激減しています。

ところが、首都圏にヒトモノカネが集中している為、

危機意識が薄いのです。

人口が多いので、マスターの愛想が悪く少々まずいラーメン屋でも、

生き残ることが出来てしまうのです。

従って首都圏の資源集中した場所の恩恵を受けている人間と、

我が国で今起こっている様々な問題から派生した

危機意識について議論しても、ピンと来ないか、

口先ばっかりで心の中は「ま、いろいろあるようやけど、

今十分食って行けてるし〜♪」って、

完璧「ゆでガエル状態」で、議論(話)になりません。

ですので、このような革命の話をする方々は、

首都圏でどっぷり恩恵にすがって生きている人間・・・

完全なる数字の見せかけ(つまり虚像)である株価高騰などで

アホ踊りしている連中ではなく、九州・沖縄を始めとする、

地方で危機意識をマックスに抱いている方々であります。

明治維新は江戸の人間から、興ったのではなく、

興したのは薩摩・長州・土佐などの地方の中の地方の人間であり、

人間が集まる江戸が革命の舞台になっただけの話であります。

「歴史は繰り返す」

「時代は循環する」

これは、古今東西の歴史を静かに観察すれば、

一目瞭然の事実(真理)であります。