タクシーのおっちゃん

ご近所に、

個人タクシーが集まる車庫があります。

かつてアノ天童よしみさんのお父さんが、

紀州和歌山から八尾に出て来て、

タクシーの運チャンになった時、

この場所にタクシーを置いておられた・・・と、

むかし、亡くなった叔父に聞きました。

そこでいつも見かける、おじさんがおられます。

毎日同じ時間帯に出たり入ったり、

午後はいつも車を綺麗に掃除されておられます。

正に『実直・堅実』で、自らが長年積み重ね、

「これがよい」と純化された『型』を、

毎日毎日、淡々とそして確実に繰り返しておられます。

私はそんなお姿を観る度に

「こんな方、だからこそ、時代や道路の“流れ”が

直感的(右脳)且つ統計的(左脳)に掴むことが出来て、

お客様からの信用信頼が得られて、

競争過多なタクシー業界で、生き残ってゆけるんやな・・・」

と感じております。

どんな業界であれ、どんなコミュニティ(組織・社会)であれ、

そしてどんな国家・民族であれ、

そのそれぞれに『極め人〜プロフェッショナル〜』が存在し、

そんな方々がこの世界をより良い方向へと

導いて下さっているのだと感じました。