先日、ある団体の設立に向けての会合に
参加して来ました。
その団体の詳細や全容は
イマイチ意味不明なんですが(笑)、
日頃信用信頼している・・・所謂『人徳』のある方が
『ワシが死ぬまでの最後の“御恩返し”や』と肚をくくり、
大志を抱いて、世のため人のためと奔走されておられ、
その方の熱き想いを感じ、
そのざっくりとした内容をお伺いしただけで私は共感し、
参加し続けています。
みなさまもそうかとは思いますが、
『人徳』がない人間にはついてゆきたいとは思いません。
その団体のリーダーや
メンバーがやること(詳細の事業内容)も大事なのですが、
もっと根本的に大事なのは、
リーダーを始めとする組織員の『人徳』であります。
これからの時代、組織のリーダーに『徳』や、
それに付随する『運』を持っていないと、
中長期的に見て、組織が生成発展してゆきません。
ある日いつものようにその会議に参加しておりますと、
ふっ・・・と『この組織は成功する』と確信致しました。
まだ設立総会もしていませんが(笑)。
日頃私は様々な人間や組織を内外から
観察や体験をしております。
そして常に
「何故この組織(その人の人生や経営)が成功してゆかないのか?」
分析をし、かなり主観的にですが推察しています。
(その分析結果の報告の場がこのブログであります。
正しいかどうかは読者のみなさまのご判断に委ねます・笑)
・・・この娑婆の世界では
100%失敗している人もいなければ、
100%成功している人間・組織はありません。
常にその間のパーセンテージをウロウロしています。
つまり絶対的白黒はなく、
相対的で常にグレーの部分を行き来しています。
私はその会議で何故、その団体が成功するのか?
分かったかと言いますと、
その団体は大きく分けて『3つの段階』を
正しく経ようとしていることが観得たからです。
【ステップ①】深化(陰) 正しい心のあり方<思い>を持つ。
なぜ自分がそれをしたいのか?
すべきなのか?その根本を自問自答し、
練り上げる・・・志を立てる段階であります。
木で例えますと、大地に深く根を生えさせる状態です。
あらゆる場所から栄養を取ったり、
横風が吹いても倒れない役割を果たします。
・・・心・あり方は、目には観えないものですが、
確実にこれは存在し、物事の真のスタートであり、
そして物事全ての決定づける根幹を成すものであります。
この<思い(念。今の心)>というものは、
右脳経由で心の奥底の「無意識」の部分を繋がっており、
更にそこから、『カミ(親祖先・神仏、大自然)』に繋がっております。
その大自然の意志を、別の名で表現すれば、
「使命・役割」というものでしょうか。
私たちが天から与えられた天寿を使いながら、
この使命というものを、全うするのが人生そのものであり、
その過程全てに、幸福があります。
【ステップ②】伸化(陽) 正しい頭のやり方<考え>を持つ。
【ステップ①】を、具体的に<動き>に変換する作業を行います。
これは左脳の分野であります。
ところが、【ステップ①】が無く(乏しく)、
【ステップ②】だけの人がかなり存在しています。
何のために、やっているのか?
やろうとしているのか?
<思い 念>というものが欠落している人間のすることは、
右脳・無意識経由にて天の意志とは繋がっておらず、
自己の意識(つまり、自分のためだけの計算)で止まってしまい、
結果、一瞬は成功しても、未来永劫成功することはありません。
【ステップ②】では、そのやりたいことの
主旨や目的・コンセプトというものを明確化させ、
活動<動き>の基礎を作る段階で、
文書化したり、見える化(構想を練る)段階であります。
木で例えますと、幹・枝・葉を強く広く伸ばし、
天に向って高く伸ばす段階でしょうか。
上記ステップ①、ステップ②の段階を経て
そして【ステップ③ 進化 動く】です。
<①思う・深化>→<②考える・伸化>→<③動く・進化>です。
自分がやりたいことをどう遂行していくのか?
ヒト・モノ・カネ・情報という資源を、
呼吸と同じように、出したり(陽)、入れたり(陰)の両方を行い
調和させながら(※出しすぎ、入れすぎも、両方「偏り」が発生するのでダメです)、
成功する動き<仕組み>を構築し続けてゆくということです。
先述の人徳のある方を観ておりますと、
一緒にやろうとしている仲間をかなり「取捨選択」しています。
あの人もこの人もと手当たりしだい声をかけていません。
共通の知人は何人かいるのですが、
声をかけている人とかけていない人がおり、
さらに声をかけても一回も誘いに乗らない人、
付き合いで一回来て、以後来ない人、
私のようにずっと来る人、いろいろおります。
私は誰に声をかけ、誰にかけていないかなど、
さらっとお伺いしたことがあり、
その方の人の見抜き方は凄いなと感じました。
例えば、私が関わっているその団体は、
非営利団体ですので、お金に困っている人や、
お金を追いかけている人、非営利活動に興味ない人は、
その人は声をかけておられません。
さすが、成功する人は、己自身もよく知っておられるし、
それに付随して、他人のこともよく見抜いておられます。
また、その団体を設立するにあたり、
人だけでなく、必要な情報ややるべきことも
的確に取捨選択されており、
それが「足るを知る状態」で絶妙であります。
ですので、相当凄い方が『引き寄せの法則』で、
率先して集まって来ておられます。
一般的に、「あれもしたい」「これも欲しい」
「この人も参加して欲しい」を
そのリーダー・組織の器に反して、
欲張って大きくしすぎて、結局風船に空気を入れすぎて(無理しすぎて)
割れる・崩壊するという組織を多く観て来ました。
(もしくは、ヒト・モノ・カネが急に消えて、
風船が一気にしぼむパターンも観て来ました)
・・・あと、ステップ①と②両方をすっ飛ばして
ステップ③だけで動く人間も意外と多く存在します。
ステップ②と③しかない人間を私は「欲張り・煩悩の塊人間」と呼び、
ステップ③だけの人間は「無知で阿呆な人間」だと密かに呼んでおります。
ステップ③のみの人間は、どのようなものかと言いますと、
思いも考えもない・・・とにかく「やればいい」
「動けばいつか成功する」という発想で
とにかく何も思わず、動かず、動きまわっています。
何も考えず、パチンコ玉を無駄に打ち続けているという感じです。
そこに深い思いも賢い戦略戦術も存在していません。
全ての自分の「勘」頼りのようです。
勘とは、ステップ①・②を経ている人間は勘の命中率はぐっと高いですが、
②のみ③のみの人間は、一気に命中率が落ちてしまいます。
(だから、一般的な人よりも長時間・多く動かなければ、
人並みに稼げない・成功出来ないのです)
何も思わず・考えず動いた動きが、
たまたま正しい方向だったらいいのですが、
「たまたま」は滅多に来ません。
ということで大概は正しくないので、ある一定の成功点まで
到達するまでにかなりの無駄な動きがあるようです。
これは一般的に学歴の無い(=学習能力の乏しい)人間が
多い傾向にあるようです。
物事(苦難)にぶつかってから「どうしよう」と考える。
どうしようもなくなってから、「どうしよう」と真剣に考える・
根本的なことを思い始めるという思考パターンを持つ人間です。
ぶつかる前・失敗する前に、あれこれ推測・想定し、
心構えや備え・事前練習をしておけば、
かなりの・いくつかの失敗を回避出来るはずが、
そんなことをする発想がないようです。
また人生&経営の失敗者の話しを聞かない・
歴史書や一般書を読まない傾向にあるようです。
熱き想い、高い志・・・
クールな頭に、そして低い姿勢(低姿勢。謙虚さ。素直さ)
陰か陽(どちらかの要素)に偏ることなく、中庸に生きる。
TPOに合わせて、的確に自分を七変化させて、
臨機応変に生きる。
そしてその生き様のベースには、
どんなことがあっても凛として動かない、
<思い 念>というものが存在する。
と同時に、いつもすなおで、
一気に得ることが出来る度胸を持ちし、
一気に捨てることも出来る潔さも併せ持つ。
やっぱり、生き残ってゆける・・・
真に幸せに生きれる方法は、
「どっちか」「どれか」ではなく、
「どっちも」であり、「どれも」
持っておくべきのようですね(%ニコ女%)(%音符1%)