「蓮の花」
46番浄瑠璃寺(愛媛県松山市)の
蓮の池はとっても綺麗です。
が、冬の間は写真のように、
枯れ果てて、骸骨が散乱した感じです。
このような一見汚い場所であっても、
時期が来れば、泥の中から蓮が現れ、
美しい花を咲かせます。
泥のついた、汚れた花は一つもありません。
蓮の花は、この娑婆に生きる私達の
あるべき姿を具現化したものであります。
【右写真は夏の浄瑠璃寺の蓮の花です】
そう思えば、私達って、
泥のついて汚れた蓮の花なんだと感じました。
この娑婆を生きる上で、モノカネは絶対いる。
だけど、それに心囚われてはならない。
奴隷・支配されてはならない。
利用するのである。活かすのである。
決して、利用されてはならない。
そのようなことを、静かに、そして力強く教えてくれるのが
蓮の花なんだと感じました。