3日目の朝目覚めると、全身の痛みと、
ふともも以外の筋肉痛が収まっていました。
この時「日本の神仏・人たち、
そしてガリシアの神様にも助けて頂いた!」と
感謝を深めました。
3日〜最終日5日目まではさほどのアップダウンもなく、
身体も巡礼に慣れて来たので、
歩くことはスムーズにこなせて行きました。
最後、サンティアゴ・デ・コンポステーラ教会に着いた時、
嬉しかったです。
だけど、涙流したりとか万歳三唱したりは無かったです。
そんなことよりも・・・
「荷物が重いからまず、ホテルにチェックインして、荷物を置き、
次に巡礼証明書を貰いに行って、
それから次に翌日マドリッドに向かう為の駅に下見しに行って、
間違って電車乗らないようにせなアカン・・・」などなど、
日本に向けて帰国する準備・シュミレートを
どんどんやり始めました。
教会到着の喜びの余韻にひたれる精神的状況ではありませんでした。
NPO法人日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会発行の
巡礼本に掲載されている地図を見ながら、
巡礼事務所に行きました。
ほんと、巡礼者がこの教会について、
みんなこの巡礼事務所がどこにあるか
分からず迷っていました。
私が英語がマトモに話せたら説明出来るのですが、
教会から500メートルくらい離れているので、
私は説明出来ません(涙)。
なんせ、案内がどこにも無いのですから。
場所を知っている人をとにかく探すしかない状態でした。
巡礼事務所では、時間帯が良かったのか、私しかおらず、
すぐに証明書を発行して下さいました。
意味不明なスペイン語と英語を理解すべく、
スマホのグーグル翻訳で、
巡礼証明書の申請を無事終えることが出来ました。
頼んでもないのに、事務所のおじさんが、
巡礼路の風景を大きな壁紙にした前で、
記念撮影を撮ってくださいました♪
巡礼証明書をゲットした足で、
20分くらい歩きサンティアゴ・デ・コンポステーラ駅へ。
翌日午後、ここからマドリッド行きの特急に乗らないといけませんので、
あれこれじっくり見て回りました。
また教会方面へ戻り、夕方まで町中散策をしました。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ教会の中も見学しました。
フラッシュはダメですが、写真撮影はOKでした。
なお、ここでもバスの中同様、
大きなリュックや荷物は持ち込み不可でした。
ここでちょっと精神的&時間的余裕が出て来ました(笑)。
教会は何とも美しく、
凛としていて地上の楽園という感じがいたしました。
だけど、その一方で、
スペイン・ポルトガルの大航海時代並びに
それを後押しした教皇アレキサンデル六世の『贈与大勅語』に始まる、
過去500年間の白人帝国主義の中心的場所の一つでも在ったんだと、
有色人種・アジア人である私は胸が痛みました。
この巡礼路は本当に美しく、この教会も含め、
世界遺産になるのは大いに納得です。
だけど、人間の世界(娑婆)に存在するものは
全て光と影(徳と罪)が存在し、光が強い程、影も強くなります。
この巡礼路に来る人は、見事に所謂【白人】ばかりです。
最後の教会で、韓国人カップルを見ましたが、
韓国はクリスチャンが多いですからね。
四国遍路同様、もっといろんな国や人種が
入り乱れているかと思い込んでいましたが、
そうではありませんでした。
翌日正午からの、教会のミサにも参加しました。
スペイン語で全く意味不明でしたが、
異教徒の私でも、とても美しい儀式だと感じました。
が、熱心に祈る白人の人たちを見て、
その姿に深い感銘を受ける一方、
宗教【一神教】の求心力の恐ろしさも
同時に痛切に感じてしまいました。。。
この一神教って、【八百万神】を信仰する
我々日本人にはピンと来ず、
不思議で不気味な感じがしました。。。
この求心力が、白人以外人間だと認めず、
世界中に恐ろしい罪を創り続けてしまったのです。
因果応報・・・
これは全ての民族・人間に貫徹する法則であります。
白人が犯した罪は、自らのバイオリズムが低下した今日、
一気に消罪へと、向かわされるのです。
これも全て天の采配でございます。
恐ろしいです、恐ろしすぎます。。。
最後ちょっと逃げるように、
サンティアゴ・デ・コンポステーラから
マドリッドへ移動しました。
ま、自らのDNAから沸き起こっている、
感情論は横に置いておいて、
冷静且つ客観的に歴代ローマ法王を中心とした
カトリック教会と奴隷貿易について研究し、
未来のあらゆる問題解決の糸口を探りたいと思い、
現在書籍や資料を集めております。
(帰りのJALの飛行機で映画『ダビンチ・コード(2006)』を観ました。
キリスト教の中心的存在である【聖杯】の真実について、
衝撃的なことが記されていました。
この聖杯についても研究してみたいです。
日本国内外の宗教・心のあり方を研究することで、
それが【鏡】になり、日本の信仰・精神文化もよく観得て参ります)
<つづく>