空を見上げますと、美しい夏色の雲が。
しばし眺めておりますと、
「敬天愛人」という言葉が【天】から降って参りました。
「天を敬(うやま)い、人を愛する」
西郷隆盛翁の名言。
ステキな御言葉です(ー人ー)☆
<現代訳>
「道というのはこの天地のおのずからなるものであり、
人はこれにのっとって行うべきものであるから何よりもまず、
天を敬うことを目的とすべきである。
天は他人も自分も平等に愛したもうから、
自分を愛する心をもって人を愛することが肝要である」
(西郷南洲顕彰会発行『南洲翁遺訓』より抜粋)
天とは、すなわち「この世の中を創造し、
万物を育成しているもの」。
特定の宗教団体の神を指しているのではありません。
(私もそうですが)人間は【天】という絶対的存在を忘れ(信じず)、
今目の前に見えているものや環境・現象のみに
囚われているように感じられます。
ひどい場合は、囚われているということすら認識しておらず、
その小さな箱(小組織・小社会)の中で
「幸せになっている“つもり”」の
“つもり病”に苛まれているようです。
過去・現在・未来という時間的空間、
自分・他者・それ以外の万物という物質的存在に想いを馳せ、
小さな箱に囚われず、
大局観並びに絶対的真理に立った判断・行動の
出来る私でありたいです。。。(ー人ー)☆