最近、個人的に【提言(書)】というものの
作り方をちゃんと知っておきたいナ・・・
と思っておりましたところ、
日本商工会議所青年部(YEG)主催で
提言の仕方や提言書の作り方を
教えて下さるセミナーがあると知り、
本日・19日(土)静岡県浜松市に行っておりました。
(今は帰りの新幹線です)
YEGの単会組織の中に「政策提言委員会」のある
浜松YEG等の政策提言委員会活動を
通して得られた様々なことを
余すところなくお教え頂きました。
定員200名のところ、参加者は301名!
しかも参加申込者の当日欠席者はほぼゼロ!
全国の仲間たちの政策提言に対する意識&
注目度の高さを感じました。
【浜松YEG 政策提言関連HP】
http://www.hyeg.jp/advocacy.html
いろいろ勉強になりましたが、
とりわけ目からウロコだったのは・・・
①要望書と提言書の違い
要望書:要求をして、相手を動かす・
相手が動くことを目的としたもの。
提言書:相手に提言を投げかけながら、
自分も含め一緒に行動していくもの。
②短期だけではなく、中長期ビジョンをも
完徹した組織運営の重要性
このYEG組織等のちまたにある組織は【単年度制】が多いです。
毎年役員や組織体系、
そして具体的方針・方向性がコロコロ変わります。
その運営形態のデメリットとして、
目先(一年間のみ)を見据えた組織運営しか
出来ないということです。
目の前の(短期的な)ことを完璧にこなして行くことは
非常に重要なことですが、
それに加えて、中長期的視野や
未来へのゴール地点を定めた上での行動も
同時に必要となります。
組織体は半永久的に続いていきます。
だけど毎年ブツ切りになり、
継続性や発展性が乏しくなりがちです。
これは会社経営においても何においても
同じことであるかと思われます。
その場その場の思いつきや
中長期ビジョンの無い生き方・経営は、
ゴール地点を定めず&地図を持たずに
大海原へ航海に出るのと同じであります。
なお、岡山YEGでは、5年ごとに
「長期ビジョン」というものを策定されておられ、
短期(一年ごと)だけではなく長期的視野で
会運営をされているそうです↓
http://www.optic.or.jp/okyeg/about.php#id-long-termVision
③政策提言活動が、経営者・人間の器を大きく広げていく
政策提言活動をすることにより、中長期的視点を始め、
あらゆる人や立場から物事を見るクセ(習慣)が得られ、
価値観が違う人とも積極的に交わり、
受け入れることの出来る【器】が広がると感じました。
自分さえ良ければ・良くなればいいという
主観的且つ自己中心的な活動(生き方)から、
「子どもたちのために」「地域社会のために」等という
公の意識が育まれ、それが会社経営にも生きて参ります。
④物事の方向性や成就は組織のリーダーの
【肚(意志・決断)】で決まる
セミナー後の交流会で、
今年度から政策提言委員会を立ち上げ
た単会の方にお話しを伺いますと、
「会長(組織のリーダー)が、政策提言をやりたい」と
決意されたからすることになりました」という、
その委員会を始めた理由・経緯が多いです。
つまり何でもそうですが、決断をする
(社長、組織のリーダー、責任者)の肚一つで物事や
組織体の方向性(=全て)が決まって来るということです。
⑤【想い】さえあれば、いつでもどこでも誰でも作れるし、
作り方もフォーマットも決まっていない。
A4の紙1枚でもいい。要はやる気!
・・・提言づくりはもちろんのこと、
物事の起こし方や作り方、組織運営のあり方やり方など、、、
多くのことを学べ、また見聞が広がった時間となりました。
たまにはこうして、
知人友人ゼロのコミュニティに単身で飛び込んで、
自分の身の回りの人からは
得られないことを吸収するのもまた、
人生の醍醐味であります。
ありがとうございました(ー人ー)☆