1月22日(月)。
マイカーにて瀬戸大橋を渡り、
香川県坂出市にある四国霊場・79番天皇寺
(http://www.88shikokuhenro.jp/kagawa/79tennoji/index.html)
阿弥陀如来様の御開帳に行って来ましたぁ〜(^0^)♪
一昨年の12月に、
【ご本尊】十一面観音菩薩様の御開帳にも
お参りさせて頂きましたが、
こちらも一生に一度も見れない
可能性の方が高い秘仏公開だけあり、
何だか“ものすごいもの”を感じました。
ご住職の沼野圭翠師とは「巡礼遍路研究会」
という任意団体でご縁を頂き、
今日もみっちり1時間半・・・
多くのことをお教え下さり、
またまた感謝感動の時間となりました(^人^)☆
今日は冬期な上荒天だった為、
お参りする人もほぼおらず、
阿弥陀如来様をよしこちゃん、独り占め〜っ(笑)♪
崇徳天皇も篤く信仰されていたという
阿弥陀如来様の前で読経出来る時間は正に至福の時!
第75代天皇である崇徳天皇は
「保元の乱」(京での権力闘争)に敗れ、
このお寺のある讃岐国に流されて、
そしてここで1164年、46歳で崩御され・・・
それが【怨霊伝説】として後世に伝わっていいますが、
沼野師曰く「阿弥陀如来様を始めとする、
とても篤い信仰心を持つ御方が、
怨霊として亡くなられた後もこの世に残り、
次から次へと悪さをするのでしょうか?」という、
今までに全く聞いたことの無かった
歴史的推察をおっしゃり、正に目からウロコ☆
確かに、そうですよね。。。
人間の人生というものは、
たった一つ・一種類の思いだけという、
真珠のようにまん丸でどこからでも
同じ光を放つというものはなく、
一人の人間の中でも多種多様な【念】があり、
ダイヤモンドのように多方面・多面体に
削り磨いていくことによって、いろんな見方・捉え方、
そして輝き方をするものなんだと感じました。
今上天皇(陛下)は第125代ですが、
そのちょうど50代前の天皇にも、
このような何か大切なものを
教えて頂けたような気がいたしました。
そしてこの阿弥陀如来様・・・
右手首から先が切断されて無くなっており、
おでこの白毫
(びゃくごう。ほくろのような形をしているもの)
の上に数センチの縦型の切れた跡があります。
これは明治4年(今からちょうど150年前。
それに合わせて公開されたようです)の廃仏毀釈により、
この阿弥陀如来様に刀を入れた人間(=権力)が
存在したという証であります。
(だけど、阿弥陀如来様は、自らに刀を入れた人間でさえも赦し、
救済されるという慈愛の気が溢れておりました。。。)
ほんと、あの廃仏毀釈運動は一体何だったのでしょうか?
脈々と歴史を繋ぐ天皇寺ご住職ならではの
説得力を感じました。
江戸時代(徳川幕府)が
全て善だとは認識しておりませんが、
明治政府がしたことにも善と悪があり、
その悪のカテゴリーに属することの一つが、
この廃仏毀釈だと感じています。
沼野師は敢えてこの傷を修繕せずに、
公開されることを決断されたとのことです。
我ら大和民族・・・はたまたそれのの陰で存在し、
絶対的サポート行って下さる神仏的存在は、
習合・調和を目指し、
それを目に見える形で具現化しようと
実践する存在であると私は信じています。
それをわざと分離させたり、
片一方の方を壊したり過保護にする、
その裏には、政治的な操作があり、
人間の深い闇(悪)の部分であります。
廃仏毀釈のような愚策を
日本国内世界各国繰り返してはならないと
猛烈に感じます。
そのためにもあの廃仏毀釈の問題の
本質は何だったのか?などという
歴史・過去から学ぶ必要があろうかと思われます。
「愚者は(自分だけの)経験に学び、
賢者は歴史(古今東西の他者の経験)に学ぶ」です。
この天皇寺さんでは今年10月7日(日)に、
ご住職発案による、
新しい&ステキな行事をされるとのことですので、
サポート&またお参りに行かせて
頂きたいなと思っておりま〜す(^^)♪