ご縁あって昨年から“西国三十三所めぐり”を、
ちょこちょこしています。
現在「草創1300年」ということで脚光を浴び、
団体遍路さんも多いです(^^)↓
https://www.saikoku33-1300years.jp/
西国霊場の札所の多くが近畿にあるので、
大阪人は思い立ったらすぐに行けるのがいいですよね!
今日・6日(火)は、
大阪・和泉市にある西国4番・施福寺に行って来ました。
駐車場から急な山道を歩いて20分ちょっと登りました。
西国霊場一番の難所のようです。
だけど、人里離れた山寺だけあって、
ステキな場所でした(^^)。
本堂に着いて読経しようとすると、
テレビカメラやスタッフの人、
お寺のご住職や奥様たちがゾロゾロやって来て・・・
更に、お参りに来ていた
“大阪のオバチャン達”がワイワイ騒ぎはじめ、
心を静めて読経どころではなくなったので、
ご住職の奥様に
「あのテレビカメラの前にいる
“オッチャン”は誰ですか?」と聞きますと、
“酒場詩人”吉田 類さんだと教えて下さいました。
あ!見たことあります☆この番組↓
「吉田 類の酒場放浪記」
http://www.bs-tbs.co.jp/sakaba/
和泉市の酒場の放浪メインで、
ついでに西国巡礼スタイルに化けた吉田さんが
ここにも放浪しに来たという流れだそうです。
ほんとこの番組同様、直に観た吉田さんも
“THE 飲んだくれのオッチャン”という感じです(笑)♪
だけど、何故吉田さんが酒場と
西国霊場をセットで来られたのか?
なんとな〜く分かるような気がいたします。。。
今、私たち人間が生きる世界って、
正邪・悲喜・男女・老若と言った、
相反する陰と陽の要素が入り乱れた
【対立の世界】なんですよね。
ほぼ100%の人間が持つ
確信的且つ本質的要素として、
酒場や色気溢れる男女など、
各種情念が溢れ出るような場所(罪)も、
巡礼遍路の地のような聖地(徳)も
両方追い求めてしまう存在やと観ております。
それがいいのか悪いのか?という相対論の次元ではなく、
そういうもんやという絶対的な事実の次元で申しております。
つまり、これらの人間の本性は正邪・陰陽双方を
行によって(自分なりの人生において)
突き詰めて行けば、
やがて相反する二つの要素が【一】となって
合一・調和し、真の幸福の境地
(所謂 解脱、涅槃、悟りといったもの)に
至るような気がしています。
ですので、吉田さん(の番組)は徒然なるままの、
とても自然体でいいなと感じました。
たまたまテレビ番組の収録に出合い、
おかげさまの善き時間となりました。。。(=人=)☆