・・・そんな中であっても小説家になろうと決意し、
「たけくらべ」「にごりえ」等の
名作を書いて行く訳です。
その主人公たちもまた「底辺層」の人たちです。
ところが小説が世に出、評価され始めた時に、
肺結核にかかり、あっという間に死んでしまうのです。
25歳の死、悲しすぎます。。。
今まで何気なしに見て使っていた5千円札。
彼女のような、“一枚の葉”の如く、
儚く散っていった・・・だけど
勁くて美しい女性たちが
この日本にたくさんいたからこそ、
今の私たちが陰に陽に幸せになっていっている。
過去の失敗、苦しみや悲しみの出来事が、
今を生きる私たちの【成功の糧】に
なっているのもまた歴史が裏付ける真実です。
私たちはもっと歴史(過去/先人たち)から学び、
感謝しながらそれを活かし、
そして次世代によりよいかたちにして
繋げていかなければならない。
儚くとも死んで逝った先人たちの想い【願い 〜愛〜】は、
そこに在るのではないでしょうか。
5千円札が手元に来る度に彼女たちが時空を超え、
今を生きる私に訴えることに、
私は常に深く考えさせられ、
その答えはまだ見つかっていません。
ということで私の人生に於ける「街道をゆく」旅も、
まだまだ終わりません。
【写真 〜樋口一葉ゆかりの地 in 本郷界隈〜】
・2〜4枚目「桜木の宿(法眞寺)」
・5枚目「旧宅跡地に遺る緑色の井戸」
(一葉が生きていた頃はポンプはまだ無かったとのこと)
・6〜7枚目「終焉の地」碑が建てられています。
・8〜10枚目「旧伊勢屋質店」
(一葉が通っていた質屋。今は区の文化財になっています。
たまたま開館中でしたが中は写真撮影禁止でした)