EU(欧州連合)諸国にも本格的な
危機が起こり始めています。
2月1日。イギリスがEUを離脱しました。
EUはご存知のように、
今まで戦争ばっかりしていたヨーロッパ諸国が戦後、
平和実現のために集まって出来た組織です。
が、EU内で経済的規模が2番目のイギリス
(1番目がドイツ、3番目がフランス)が
抜けることになりました。
元々イギリスは、EUの共通通貨である
ユーロを採用していない上、
イギリス海峡があって島として国土が独立しているので、
元々抜けやすい環境に身を置いていたあたりが、
“大英帝国”の強かさだと認識しております。
EU組織への分担金の負担ばかりが大きく、
そこに属しているメリットが少なかったようです。
そこで決められたルールが、
イギリス国民の国益を害しているという
側面もあったとのことです。
ということで、このイギリスの離脱を機に、
EU国内がちょっとしたパニックになるようです。
EU国内で更なる揉め事が増えたり、
EUのスケールメリットが薄くなり、
イギリスに追従して離脱する国も
出て来るかも知れません。
一方、離脱したイギリスも単独で
国家経済を維持していく必要があり、
かつての“大英帝国”の勢いが無い中、
衰退していく可能性も十分孕んでいます。
どんどんと経済的な余裕が無くなっているEU諸国に、
未だ紛争が耐えない北アフリカや中東地域から、
どんどん移民難民が押しかけています。
治安悪化を招いたり安価な労働力として、
アングロサクソン(白)人の職場を
奪い続けているという現実があるでしょう。
しかも、EU諸国に根を張った移民難民たちは、
白人と違い、どんどん子供を作って行きます。
その沢山の子供たちが大人になれば、
イギリスで市民・投票権が与えられ、
民主主義「数の原理」により移民難民たちにとって
都合のいい政策が政治家によって成されていきます。
恐らく、そのあたりの不信感や恐怖心によって
イギリス国民は
「これ以上EUに流れ込む移民難民を
受け入れることは出来ない」と
肚をくくったのでしょう。
そしてイギリスには、
ヘンリー王子とメーガン妃夫妻の
イギリス王室離脱問題も抱えており、
王室(国家の象徴・中心的存在)そのものが
揺らぎ問われております。
以上のように現在のヨーロッパ情勢に関しましても、
吉兆要素が一つも無く、先が見えません。