比叡山の東側・琵琶湖沿いにある
比叡山坂本にも初めて行きました。
町全体が「里坊のまち」ということで、
重要伝統的建築物群保存地区に指定されており、
とても趣のある町並みでした。
最澄の生誕の地「生源寺」を始め、
比叡山延暦寺の本坊(総里坊)である「滋賀院門跡」、
その奥(上)にある江戸時代以降の
歴代天台座主のお墓や
徳川家康や紫式部等の供養塔がある「慈眼堂」、
そして、比叡山西側にある赤山禅院と並ぶ、
比叡山東側を護る「日吉大社」(http://hiyoshitaisha.jp/)
などなど、神仏好きな方々にはかなり魅力的な場所だと思いました。
神様=神社・神職
仏様=寺院・僧侶
という感じで、現代において
(厳密に言いますと、明治初期からおよそ150年間のみ)は
完全に別物だとして取り扱われてしまっております。
しかしながら、古代より我々日本人は【神仏習合】であり、
八百万の神々(万物)を信仰する多神教の民族で、
つまり“他を尊重する”ということです。
かつての明治政府の愚策の一つとして、
神と仏が分断され、対立されてしまったものを、
今を生きる我々が、おのおのの心の中で
習合し直さなければ対立状態が続き、
いつまで経っても世の中から対立
(あらそいごと、不足不満などの偏った心)は無くならず、
地球人類が共存共栄出来る世界も実現出来ない
=地球人類は争った末、滅亡するということです。
神仏習合のように、身近なところにある、
自分と別に存在する・対立するものと合一(尊重)すると、
物事全てが生成発展し、双方が幸福になっていきます。
これが、これからの時代の【真の幸福のもと/システム】です。
対立は対立を生み、その双方が滅亡していきます。
元々の日本人・大和民族は
「和を以て貴しとなす」精神で生きて来ました。
和の集合体が「大きな和」「大和」です。
我々一人ひとりが自らの「和」と、
全体の「大和」を意識しながら、日々生きていれば、
いつか必ず全員が真の幸福に達することが出来るし、
地球もますます弥栄になっていくと観じました。
今こそ我々は、大和民族の真の【大和の精神/ヤマトダマシイ】を
取り戻さなければなりません。