生まれてはじめて比叡山に行きました。
おかげさまで天気は晴れて、京都・西側も、
滋賀・東側も綺麗に観えました。
その日の夜は、比叡山の東塔地域にある
「延暦寺会館」(http://syukubo.jp/)という、
比叡山唯一の宿坊に泊まりました。
宿坊というか、鉄筋コンクリートの立派なホテル
という感じで、今までに無いお高い金額を払いました・・・が、
思い切って泊まった甲斐がありました。
「延暦寺会館」に泊まる魅力は、
展望がめっちゃいい(滋賀・東側の夜景や朝日が綺麗)ことと、
お食事が精進料理だということ、
そして延暦寺会館側にある、
【根本中堂(比叡山天台宗の聖地中の聖地)】で
毎朝6時半から30分程度開催される、
朝のおつとめに参加出来るということです。
夕方や早朝、観光客がいない比叡山の
東塔地域を散策出来るのもいいです^^♪
なお、高野山みたいに、比叡山の山の上は、
一般の人が暮らしておらず、
お寺がポツポツ点在するだけです。
(お坊さんも中高年の方を中心に、
比叡山の下にある比叡山坂本で暮らしておられるっぽいです)
主に東塔地域、西塔地域、横川地域と
3つの広いエリアで形成されています。
町としての主たる機能は、比叡山坂本にあります。
比叡山は元々平地が少ないということ、
冬はとても寒い上、琵琶湖があって湿度も高く、
人間が健康に住みづらい場所とのことです。
それで、冬の北西からの風を防げる、
比叡山の東側の坂本が“天台宗のお膝元”
ということで繁栄したとのことです。
琵琶湖があるので、海上の船を使って、
人や物を容易に運べる拠点だったという
利便性もあるかと思われます。
もともと、天台宗の開祖・最澄の
生まれ故郷やということもあるかと思われます。
・・・比叡山や延暦寺会館からの眺めは、
本当に美しかったです。
たまにはこうして、上(カミ)から娑婆を
客観的に眺める時間も、ステキなことだと思いました。