隠岐神社は島前・中ノ島(海土町/あまちょう)にあります。
創建は意外と新しく、昭和14(1939)年です。
地元の方々の熱意により創建されたそうです。
この神社の御祭神は第82代・後鳥羽天皇です。
詳しくは三枚目の写真をご覧頂ければと思いますが、
かつてこの隠岐は、比較的身分の高い方の
島流しの場所であったようです。
1221年、鎌倉幕府執権の北条義時に対して
討伐の兵を挙げられましたが(承久の乱)、
朝廷側が敗北したためこの地に流され
1239年、崩御されました。
19年間この島におられ亡くなられ、
そして火葬されましたので、
行在所跡と火葬塚が隠岐神社に隣接してあります。
その時から800年弱経って、実際にこの地に立ちますと、
後鳥羽上皇の無念というものは今は観じられす、
この地でまたこの地の方々と共に、
それなりの慎ましく朗らかな日々を
お過ごしになられておられたのかな。。。と観じました。
火葬塚の敷地内に咲いている彼岸花には、
黄色い蝶がやって来て、また木の門には、
門と同じ色のカマキリが合掌(?)してはりました。
京には京の美しさがあり、隠岐には隠岐の
美しさがあるということを、
後鳥羽上皇も観じておられたのだと思いました。
歴史は幾重にも積み重なったミルフィーユのような、
また地層のようなものであり、
限りなく無限大に近い多次元多重構造的なものであり、
摩訶不思議でとても魅力的です(=人=)☆
なお、隠岐神社には「夜の隠岐神社まいり」というものがあり、
夜間拝観もやっているとのことです(詳しくはWEBで)。
隠岐の島は漁師の町であり、
漁師は空が暗い時にも漁をしている時があり、
お参りも夜間することもあるようです。
ですので夜間も本殿前にある2つの灯籠の明かりが
灯っている神社がちょこちょこありました。
なお、隠岐の島にある神社の場所や一の鳥居は、
船を停められる港に面している場所がかなりありました。
その土地土地の人の生活習慣・風土に
合わせた神社のかたちになっているのも
また面白いです(^^)♪
★隠岐神社 公式ホームページ
★島前・中ノ島(海土町)観光協会ホームページ