美しい太平洋を見終え、大阪に帰る途中、
広川町にあります「稲むらの火の館
(濱口梧陵記念館/津波防災教育センター)」
に行きました↓
https://www.town.hirogawa.wakayama.jp/inamuranohi/
3Dメガネをかけて30分程映像を観たり、
津波について分かりやすく学べたり、
そして広川町の偉人・濱口梧陵
(はまぐちごりょう/1820〜1885)についての
偉業についてみっちり知ることが出来ます。
ほんと、濱口梧陵のような政治家が
今の日本にもおればな〜!と、
その偉業に涙しながら、ため息です。
その偉業の詳細は上記ホームページを
ご覧頂きたいのですが、要は・・・
安政元年(1854年)に起こった、
安政南海地震の津波がこの村に襲来した後、
夜になったのですが、津波で海に流された
生き残った人たちが、暗闇の中どっちを向いて
泳いで(進んで)いけばいいのか分からないので、
濱口梧陵は自身の田にあった藁の山
(当時藁は屋根や生活用品に使う貴重品)に火をつけ、
安全な高台にある広八幡神社への避難路を示す灯りとし、
速やかに村人を誘導することができ、
結果として多くの村民を救うことが出来たというものです。
更に、田畑や家屋を流された住民に私財を投じて、
応急処置をし、食べ物や復興住宅を与え、
交通網を整備したり、、、そして
失業対策として「広村堤防」(右写真)を
村民に作って貰うなどされたとのことです。
で、この堤防は昭和21年に起こった昭和南海地震の
津波被害から村民を守ったとのことです。
この「稲むらの火」のお話
(一部フィクションになっています)は、
小学校中学年の社会科の教科書にも
掲載されているそうです。
濱口梧陵のその生き様に、時空を超えた、
美しき人間愛を観ました。。。(=人=)宇留祈☆