「長崎レポート⑤ 諫早湾干拓事業」

平成元(1989)年に着工された農林水産省による

「諫早湾干拓事業」というものがあります。

レンタカーを借りその現場を観に行って来ました。

現地は想像以上に広い土地でビックリ仰天しました。

この令和の時代に、このコンクリートで仕切られた

陸地側が全て大地になったところで、

一体何をどう出来るのでしょうか!?

確かに、山・急勾配・坂ばかりの場所で暮らす

長崎の人たちにとって「壮大な平地が欲しい!」

という欲求にかられるのは一定の理解は出来ます。

しかしながら、生態系を地球を完全に変えて

=破壊してまですることなのでしょうか!?

地球/万物【天】に対する冒涜と言っても過言ではありません。

2007年末に潮受け堤防の上に

全長8km程の諫早湾干拓堤防道路が開通、

その真ん中にある休憩所から周囲を眺めてみました。

ということで現在も“宙ぶらりん状態”が続いている

この「諫早湾干拓事業」は、

典型的な行政の施策失敗事例として、

私の脳裏にも焼きついています。

感性の鋭い方は既にお気づきですが、

現在の日本政府並びに地方自治体の

コロナ施策等の失敗事例は、もう少し時が進んだ後、

多くの人に明確になって観えて来るでしょう。

この「諫早湾干拓事業」のように。

「太上は天を師とし、 其の次は人を師とし、

其の次は経を師とす」 (言志録)

知ってか知らずか、人は過ちを犯すものです。

過ちという名の虚実に私はついて行く気は全くありません。

失策を推進した全ての人間には、

一人の例外も漏れも無く、天の裁き(罪の精算)が

待っております(=人=)宇留祈☆

【写真】諫早湾干拓堤防道路より、堤防の外と内側を撮影。