長崎には軍艦島等を含めた産業系の世界遺産と、
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」と
2つの世界遺産があります。
私の素朴な疑問として、かつて国禁になった
キリスト教をおよそ250年(およそ7代)に渡り
【潜伏キリシタン】となって、
長崎の人を中心に何故信仰し続けて来たのか?!
というものがありました。
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国禁になりキリシタンを続けると
命の危険があるにも関わらず、
改宗しないで代々信仰し続けて来た人たちが
結構おられたそうです。
我が国の【潜伏キリシタン】という存在の中に、
本来の信仰(宗教)というもののあり方/存在意義、
また信仰を自らの人生に取り入れることの
必要性が観えて来るのではないか?と私は考え、
いつか潜伏キリシタン関連の地を
巡ってみたいと思っていました。
で、今回はその一つである出津(しづ)集落に行きました。
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出津教会堂は世界遺産に含まれておりますので、
下記に事前連絡しないと教会内部を見学させて貰えません。
https://kyoukaigun.jp/reserve/list.php
上記に事前連絡をし、当日スタッフのおじさんに、
出津教会堂を案内していただきました(無料)。
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明治に入り、キリスト教を信仰しても良いということになり、
この出津集落にも教会建設の機運が高まりました。
が、この集落は昔から裕福では無かったのです。
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・・・私は今回長崎に行き、
なぜこのあたりだけキリシタン(キリスト教の信者)
が多いのかが分かりました。
まず歴史的な経緯として、
ポルトガル人(フランシスコ・ザビエルたち)が伝え、
その信仰の内容の素晴らしさもさることながら、
ポルトガル人がもたらす【貿易品/富】に魅力を感じ、
それ目当てもあってキリシタン大名も増え、
地域を上げてキリシタンが増えて行きました。
<つづく>
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