7月28日(木)。
知人のおねえさま4人をマイカーに乗せて、
奈良・吉野にあります、金峯山寺蔵王堂へ
お参りに行って来ました。
今回初めて知ったのですが、毎月28日
(お不動さんの日)の11時から、
「お護摩(ごま)の会」が開催されているとのことです!
最初の一時間は管長猊下(五條良知師)修法の
護摩供祈願会。
その後管長猊下の法話があり、終了となります。
参加は無料で、終了後は蔵王堂の中を
見学することも出来ます。
私たちが参加しました「お護摩の会」は、
金峯山寺の公式Facebookで公開されております↓
(どうやら【ライブ配信】されていたようです)
https://www.facebook.com/kinpusenji/videos/423544319821264/
28分目くらいのところで、未だ状況を把握しきれておらず、
オドオド&ドキドキし、前の人のマネをしながら、
五條管長から“ご加持”を受ける
よしこちゃんが映っております(笑)。
五條管長が持っておられた棒のような法具から
放たれる熱いエネルギーは
ただの「炎のエネルギー」ではなく・・・
摩訶不思議なあたたかさを頭や肩に観じました☆
「お護摩の会」参加の個人的な感想ですが、
宗教的な意味や効果効能は
イマイチよく分かりませんが、
修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)
の時代から1000年以上もこの地、
この国で継承され続けて来た【凄み】をまずは感じました。
現存する、蔵王堂の建物は
豊臣秀吉の時代からのもので、国宝となっています。
様々な木々・素材によって建てられていて、
境内は大きな森・・・森羅万象を具現化した、
まさに【宇宙空間】を観じさせる、深遠且つ鮮烈、
そして清浄な宗教的空間であると私は認識しております。
宇宙創造の「ゼロポイント/無」の瞬間(とき)を
もう一度観じ、宇宙を構成するいち要素に
私の肉体やたましいが還り、その空間に浮遊している、、、
その心境は母の胎内に生命(わたし)が宿り、
羊水に浮遊している時の心境に似ています。
宇宙並びに地球、生命・人類が誕生し、
男女、老若、貧富などなど、二元対立の
三次元世界をこの地球に形成した地球人たちは、
様々な葛藤、悩み、苦しみ、悲しみ、怒り・・・
所謂煩悩や自我、我欲といった“地獄”から
いつまで経っても抜け出せず、もがき続けております。
そんな無明な人間たちを【憤怒の相】という名の愛で持って
大いなる存在であられる“蔵王権現様”は、
愛想つかして無の世界に帰ることなく、
我々を叱咤激励し続け、人間の三世
(過去、現在、未来)の救済を、
なにがなんでも成し遂げようと、この乱世の地球に
留まり続けてくださっているのかなぁ。。。と観じました。
感謝しかございません。
様々な煩悩/各種苦しみから、一刻も早く抜け出し、
真の幸福・真の平和・真に安寧な境地に
達したいと人間誰もが思い願っておりますが、
「なぜいつまで経ってもそうならないんやろう?」と考えていました。
そのような私たちが渇望する真の境地というものは、
全てのもの・ことから完全に分離した、
異次元の場所に存在するのではなく、
私たちの肉体や心、たましいに今抱いている様々な
苦しみの【先】にのみ、存在するのではないか?と、
ふっと観じた次第です。
ただ単に苦しむだけでは、
人間(娑婆)修行としては中途半端で、
実は【苦しみ抜く】【やり抜く】ことが必要なのではないか?
と思いました。
今のこの乱世に生かされている私たちは自らの意思により、
一所懸命、何かをやり抜く/やり切るために
【命】というものが与えられ、今、
ここに生きているのではないでしょうか?
ですので、自らが抱く苦しみを他者のせいにしたり、
逃げたり、中途半端にやり過ごして
命が消える(死ぬ)日を迎えるというのは、
【命(神仏そのもの)に対する冒涜】なのではないでしょうか?
自らの苦しみ(あらゆる煩悩)と真摯に向き合い、
それを消罪しようと精進すると同時に、
今の自分が出来るせいいっぱいの【施し】を
誰かにするという徳積み・・・それらを両輪の如く
同時進行で実践すればする程に、
“蔵王権現様”のご加護は勢いを増して増えていく。。。
「ちゃんとやっているフリ」という虚実は一切通用せず、
全てお見通し。
正に命がけでないと、応えてはくださいませんし、
逆に与えられるのは罪(苦難)ばかりです。
逆に、命をかければかける程に、
また信心深くなる程に、ジェット気流に乗った勢いで、
人間業を超えたスピードでお応えしてくださるような
気がいたしました。
大変厳しい存在ではございますが、
私にはこちら(叱咤激励)系の存在の方が合っており・・・
なんとか近い将来に、
この乱世の暗くて長いトンネルを抜けるべく、
これからも大いなる存在と共に、精進して参ります(=人=)☆
【写真】
知人のみなさまと蔵王堂入口にて。みなさま清々しいですね!
コロナ対策なのか、なんと☆和紙で出来た
白い輪袈裟をいただき、それをつけて参加いたしました。
紙で出来た輪袈裟は初めて見ました☆
蔵王堂のみなさまの創意工夫が素敵です(*^^*)♪
あと、花矢倉展望台から、蔵王堂が映える吉野山の風景♪
●金峯山寺蔵王堂公式ホームページ
●金峯山寺蔵王堂では、新型コロナウイルスの早期終息と
感染により亡くなられた方々の追福菩提のための
“とも祈り”が毎日正午に行われております↓
https://www.kinpusen.or.jp/info/2021/detail-210315-03.html
●金峯山寺蔵王堂「お護摩の会」について(概要)↓