11月19日(土)と21日(月)は司馬遼太郎先生の
『街道をゆく』四国関連の三冊を片手に、
徳島・高知・愛媛県を旅しました。
今回は四国遍路行をメインにすることは止め、
普段四国遍路では行けない箇所を中心に行くことにしました。
過去、この『街道をゆく』シリーズを片手に、
北海道の諸道、オホーツク海道、北のまほろば(青森)、
仙台・石巻、白河・会津のみち、赤坂散歩、本郷界隈、
飛騨紀行、越前の諸道、叡山の諸道、大徳寺散歩、
嵯峨散歩、堺・紀州街道、熊野・古座街道、対馬のみち、
島原半島・天草の諸道、肥薩のみち、沖縄・先島へのみち等・・・
北は北海道、南は沖縄までを旅して来ました。
司馬遼太郎先生の“徒然日記”は、まさに“同行二人”で、
読んでますと時空を超え、私も一緒に【歴史旅】をしている感覚になり、
その時代の人間になったような感覚になったり、
感動的な映画作品・人間ドラマを観ているようで非常に面白いです。
また、司馬先生が旅をされていた30〜40年程前と
あまり変わっていない日本、また令和の今と変わっている
日本のかたちを比較しながら観るのも面白いです。
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司馬先生ならではの切り口で歴史(過去)を観、歴史を味わい、
未来の「この国のかたち」に、勇気と希望、情熱を持って
生かして行けるのが、(フィクションであれ何であれ)
司馬小説の魅力なのではないでしょうか。
さて、朝6時に淡路島のホテルを出て、
徳島県三好市(阿波池田)にあります、
三好長慶(みよし ながよし)の生誕地に行きました。
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最近、八尾・大阪の周りの方々が、この三好長慶という
戦国武将についてあれこれ言いだされ・・・
「NHKの大河ドラマで三好長慶を取り上げて貰おう!」
という運動もあるとのことですので、車の通り道にありましたので
寄ってみることにしました。
なるほど、三好氏の地元だから、今は市町村合併をして
「三好市」なんですね。
(個人的には今は駅名で残っている「阿波池田」の方が好きなのですが)
余談ですが、私の母親の「育ての父」がこの阿波池田出身ですので、
三好市には過去数回来ております。血は繋がっておりませんが、
私が1歳になるちょっと前まで生きていた、私の祖父の出身地です。
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この三好長慶のお墓は我が町・八尾にあるようです。
阿波池田から京・大坂に出て来て、最後、河内に葬られたようですね。
詳しいことはこれから調べ、この三好長慶からも令和を生きる私たちが、
いろいろ学べそうですので、まずは生誕の地(スタート地点)
からお参りしようと思いました。
ちょうど今年、生誕500年なんだそうです。
ここで500年前、お産まれになられたのですね。感慨深いです。
だから真新しい碑がドン!と建っていたのですね☆
この場所に実際に立ってみますと【地場】がとても良いです。
三好長慶の気分(特に幼少期)や、三好一族の気分になれます(笑)。
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四国三郎(今風の用語では「一級河川」)である吉野川や
1000m級の山々が織りなす、雄大で陽気な風景の下、
あらゆる地の利を生かしつつ、天下の夢を観、
京・大坂にやって来たのでしょうね。
●織田信長に先んじた天下人「三好長慶」
https://www.awanavi.jp/topics/nagayoshi.html
●司馬遼太郎『街道をゆく』公式ホームページ
https://publications.asahi.com/kaidou/
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