2月2日(木)。
私が地元八尾で入っている「倫理法人会」&
「家庭倫理の会」を運営されている、
一般社団法人倫理研究所(東京都千代田区)の
紀尾井清堂にて開催中の「奇跡の一本松の根展」に
行って来ました。
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あの東日本大震災で大津波が押し寄せた
岩手・陸前高田の「高田松原」に残った、たった一本の松の木。
【奇跡の一本松】として地元の方々の心の支え、
また明日への希望の象徴として愛され続けてきた木ですが、
塩害で枯れてしまいました。
全国また全世界から寄付金を募り、
全国各地の修繕のプロたちによって、
出来る限り在りし日の状態に近いかたちで奇跡の一本松は蘇り、
かつての場所に戻って、今も聳え立っています。
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掘り出されたこの松の根を「奇跡の一本松の根展」として、
一般に広く無料公開されています。(事前予約制)
・・・震災後、ボランティア活動や旅行で
東北は数年に一度、訪れています。
2018年2月2日。偶然にも私がこの展示会に
行ったちょうど5年前に、仙台空港からレンタカーを借り、
この【奇跡の一本松】を観に行きました。
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だだっ広い・・・瓦礫が散乱し、
瓦礫撤去のトラックが砂埃を立てて行き交う雑然とした中で、
この一本だけが天に向かって立っていました。
何と言ったらいいのでしょうか。。。
自然に涙が溢れ、いつの間にか膝をついて合掌しておりました。
私の他に何人かおられましたが、みなさん同じような感じでした。
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普段「根」というものは、土の中にあって見ることが出来ませんが、
この【奇跡の一本松】の根を間近で観させて頂いて、
こんなにも凄い強固な根をホウボウに張っていたからこそ、
あの大津波で、この松の木以外の木が全部倒れ流されても、
凛として立ち続けていたんやなぁと、
これまた深い感動を覚えました。
奇跡の一本松の根から教えられることは、
人から観えない根(人間で言うところの心の鍛錬や陰徳)
をいかにして多く積み重ね、強靭で靭やかな心身そして
【たましい】を今生の人生の中で磨き高め、
深めていくか・・・?その大切さです。
どんなことがあっても、倒れない(諦めない・絶望しない)強靭な心、
全てをありのままに受け入れる柔軟な心、
朗らかに元気に生きていける心をこれからも
持ち続けていきたいなと思いました。
そして、昨日より今日、今日よりも明日、何か、
誰かが真に幸福になっていけるような世界を
具現化していきたい・・・改めて観じた次第です。
東日本大震災の被災地、それ以外の国内外の被災地、、、
また自然災害だけではなく、多くの戦災の被災地の方々に、
これからも心合わせ、共に生きて参ります。
一日も早い真の復興、真の平和を心よりご祈念申し上げながら、
今の私が出来ることを、着実に実践して参ります(=人=)宇留祈☆
「奇跡の一本松の根展」公式ホームページ
(共催:内藤廣建築設計事務所、倫理研究所、陸前高田市)
https://ipponmatsu.rinri-jpn.or.jp/
【写真】
奇跡の一本松の根展(1・2枚目)
奇跡の一本松(3・4枚目/2018年2月2日撮影)
奇跡の一本松の切手(5枚目/陸前高田のおじさまが送ってくださいました)
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