今回の旅の目的は、かつての沖縄「琉球」の
政(まつりごと)と信仰の深堀りです。
【温故知新】という言葉がありますが、
真の沖縄の歴史(過去の人の想い/生き様)を知ると、
沖縄のことを知ると同時に、本州で暮らす
私たちの過去も観得て来ます。
それが、私たちの未来を照らす光(道標)にも
なると思っています。
沖縄は、大きなひとくくりとしての「大和民族」と同一/
民族の多様性の一つであり
(例:「日本人の中の大阪人」と同じという認識)、
本州で暮らす私たちとは運命共同体であります。
過去、いろんな悲しい出来事がありましたし、
今もそれが大きな政治的な問題として
影を落としておりますが、【我が事】として
私はあれこれ情報を調べ、沖縄で暮らす人を始め、
私たち日本人、そして世界の人たちが
真に平和になる「沖縄のかたち」の実現に
貢献したいとも思っており、そのためにも、
誤った歴史認識・イデオロギー/虚実に惑わされず、
真実のみを忠実に捻出することを意識しております。
また、沖縄は古きよき、大和民族の原型や
源流の「かけら」が令和の世になっても
冷凍保存のマンモスのように残っているという
奇跡の地域でもあったりもします。
今回は沖縄本島・南東部に浮かぶ、
久高島(くだかじま)を旅のメインの地としておりますが、
まずは首里城界隈のことを記したいと思います。
首里城 公式ホームページ
首里城は2019年10月31日火災により正殿等が焼失し、
現在復元工事が行われています。
大学4年生の時(四半世紀前)にも来ましたので、
実際はどのようなかんじだったかは何となく覚えています。
この出来事も本当に悲しいのですが、カンカンコンコンと、
かつての首里城が復元されている過程を今回、観させていただき・・・
過去5回焼失してもなお、復元されている首里城に、
どんなことがあってもなくならない【必ず蘇る】という
不屈不滅の精神に大いに励まされ、深い感銘を受けました。
沖縄の人たちは、おおらかでのんびりされていて
優しい方ばかりですが、根っこは深く、生命力の強い、
ガジュマルの木のように感じました。
首里城の高台に行きますと、「遥拝所(ようはいじょ)」的な感じで、
遠くに久高島がちょうどイイカンジで見えました(赤丸箇所)。
アマミキヨ(太陽神/“本土”で言うところの天照大御神)という、
琉球を創った神がこの島に最初降りてきたと言われており、
中世の琉球王国の尚(しょう)家では、代々、
この久高島を神域として大切に扱っていました。