首里城と玉稜の間に「守礼門」があります。
この門は2,000円札の表面の肖像画で有名です。
(なお裏面は、今年のNHK大河ドラマの
源氏物語を題材にしているそうです)
先日、ひょんなご縁で大阪で2,000円札を頂く機会があり、
今回の沖縄・久高島で泊まらせて頂いた謝礼として、
久高島に置いて帰りました。
このお札、今では沖縄以外ではあまり流通していないようですね。
そもそもどうして、2,000円札に守礼門なのか?
まず、このお札が発行されたのは2000年。
ミレニアムの記念ということです。
更にこの年に沖縄サミット(第26回主要国首脳会議)が
開催されることになっていたので、日本政府が主体となって、
沖縄の建造物の中から、戦前には国宝に
指定されていた文化財である守礼門を採用したそうです。
紙幣の原版彫刻に相当の時間を要する
本格的な人物肖像と比べ、建築物や絵巻物の図柄を
採用することにより考証や制作が短時間で実施できたそうです。
(この紙幣の発行は沖縄サミット開催までに発行することが
大前提であったため、時間があまりなかった関係で、
人物肖像じゃなかったそうです)
そして、政治的な駆け引きとして・・・
沖縄のシンボルである、守礼門を
「日本銀行券」に印刷されていることは、
「沖縄は日本の領土である」と世界中に
主張する意味もあったようです。
当時も中国が沖縄が中国の領土だと主張していたこともあり、
その意味をこめたのではないでしょうか・・・?とのこと。
(なお、このサミットには中国は来ていなかったそうです。
日本の主張は認めないということでしょうか?!)
「守礼」とは、「礼節を重んじる」という意味とのことです。
つまり「琉球は礼節を重んずる国である」。
ステキです^^♪
我が国全体も礼節を重んずる国であり続け、
世界平和に貢献し続けて欲しいと切に願っておりますし、
私もいち有権者/日本国民として陰に陽にそうなるように
最大限の努力を継続したいと思っています(=人=)☆