この門は守礼門の側にあり、
国家の安全と繁栄を祈願する石門で、
1519年の琉球王朝時代に築かれました。
この門は世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」
の一つになります。
国王が城外に出る時に道中の安全祈願をしたり、
琉球王国に於ける「聖地巡礼」をする始めの行事や、
最高神女(ノロ)・聞得大君(きこえおおきみ)の
即位式の最初にも、ここを参拝したといわれています。
なお、琉球王朝に於けるの「聖地巡礼」は
【東御回り(あがりうまーい)】14ヶ所の
ポイントになります(詳細は右写真)。
この聖地巡礼のスタート地点が、
この園比屋武御嶽石門になるということを、
玉稜のボランティアガイドのおじいさんに教えて頂き、
写真撮影しに首里城方面に戻りました(笑)♪
・・・那覇市歴史博物館
(http://www.rekishi-archive.city.naha.okinawa.jp/)
という、国際通り沿いにあるデパートの
4階にある博物館にも行きました。
こじんまりしていますが、政治的なイデオロギー
(政治的思惑【虚実】をあたかも歴史的事実として記載し
大衆操作する意図)が含まれておらず、
客観的な歴史的事実を展示されていて、
非常に気持ちよく閲覧することが出来ました。
「万国津梁(ばんこくしんりょう)」と書かれた、
かつての貿易船の展示がありました。
首里城にも「万国津梁の鐘と供屋」がありました。
「万国津梁」とは【世界の架け橋】という意味なんだそうです。
鐘には「琉球王国は南海の美しい国であり、
朝鮮、中国、日本との間にあって、船を万国の架け橋とし、
貿易によって栄える国である」という主旨の
銘文が刻まれているそうです。
【平和外交/平和的共存共栄の世界】を
実現しようとしていたのが、琉球王国の国是であったようです。
私は、沖縄の言葉で「チャンプルー」というものが好きです。
「ごちゃ混ぜ」という意味です。
沖縄は【チャンプルー文化】であると認識しています。
ゴーヤチャンプルーなど・・・何を混ぜても
美味しい料理のように、いろんなものを歓迎し(受け入れて)、
どんどん一緒くたにして一つの料理・一つのモノ(クニ)を創っていく。
沖縄という場所、沖縄で暮らす方々は、
チャンプルーする/受け入れる力が凄いな〜!と観じています。
最初は自分たちのものではなくても、
チャンプルーして自分のものにする。
最初は敵であっても、チャンプルーして
いつの間にか味方になっている。
そんな感じです。
平和である、平和であり続けるためには、
琉球時代から、いや、それ以前から続く、
神と人、男と女、敵と味方、外の人(もの)と中の人(もの)・・・
相反するものであっても、
どんどんチャンプルーしていくことこそが、
真の平和への道であり、我々地球人類が真に生き残れる/
等しく幸福になれる、唯一の道なのではないでしょうか。
この地球上で、対立し、憎しみ合い、奪い合い、殺し合って、
消えゆく国、民族、人が多い中で、どんなに辛いこと、
悲しいことがあってもこの地球で生き残っている、沖縄の人/
みたまに感謝しかありません。
人間の真のつよさとは、力や武力を多く持つことではなく、
相手/全てを受け入れる力【受容・包容力という愛そのもの】
であるのだと、沖縄の人を観て思いました。
日本人の多くは沖縄が好きで、人気の観光地ですが、
これからはもっと世界各国から、
沖縄にあるチャンプルーという【愛そのもの】
地上の楽園に惹かれ、やって来るのではないでしょうか。
ほんと、沖縄がもっともっと繁栄して欲しいです。
・・・が、その前に、片付けなければならない
国家・世界的な大問題があるので、それは引き続き、
その問題が顕著に迫る石垣島(八重山諸島)
への訪問(6月中旬)に於いても学び実践いたします。
ちなみに、大和民族の【やまと】も、大きな和。
チャンプルーと同じ境地を現している
言葉であると認識しております(=人=)☆