田舎の稲刈りは大変でした

私事で申し訳ないのですが、新宮市熊野川町の親戚の稲刈りの手伝いに2日行ってきました。
 
 大変でした。

 まず、こんな暑い時期の稲刈りは想像以上に大変でした。紀南地方は台風が来ないうちに稲を刈り取りたいということらしいのですが、盆明けから稲刈りが始まります。

 筆者は、25日と26日に手伝いにいったのですが、暑さに参ってしまいました。

 田舎のお年よりはすごい、85歳にもなるのですが、朝7時ごろから1枚の田んぼを刈り始め昼前に終え、筆者はくたくたになり昼食後1時間ほど昼寝をして目を覚ますと、その85歳になる叔父が昼食後一休みもせず次の田の稲刈りを始めていました。

 昼下がりの一番暑いときです。夕方まで休んで涼しくなってからやるとの甘い考えは間違いでした。

 次に大変なのは、田舎の田んぼはあぜ道しかないのが多く、大きな機械(コンバイン)は入りません。歩行式の稲刈り機で、籾袋が一杯になると降ろして一輪車に乗せて坂道を運ばなくてはならないのです。
 そして送風式の乾燥機(箱)に籾を入れるのですが、30キロくらいあるもみ袋をいくつも上げ下げして腰を痛めてしまいました。岐路、湯の峰の温泉に立ち寄り少しよくなりましたが)

 暑い中本当に大変な稲刈り体験でした。

 最後に85歳にもなる高齢者がこんなしんどい稲刈りをしているのです。後継者はありません。(筆者はとても継ぐ気になれません。)
 これが日本の農業の現状ではないでしょうかね。とつくづく考えらせられました。
 
 写真は、85歳の高齢者が稲刈りをしているところです。