今日はついに待ちに待った花火大会。宝塚で勤務し始めて初の花火大会。いつもは人ごみが苦手なので、花火大会はいつも音を聞くだけで終わっていたのですが、今日は息子を連れ立って行ってみようかと思っています。楽しみだな〜!

昨日、帰りの電車で運転手さんがオーバーランをして、私は一番前の席に座っていたので、運転手さんの様子を見ていたのですが、とっても焦って、運転手さん震える手で電話をしたり、ガチャガチャと色々と装置を触っていました。
そんな様子を眺めながら、「焦らなくても大丈夫ですよ〜」と言いたかった。
運転手さんの心の中は、きっと複雑な思いでいっぱいだっただろう.....

そんな様子を思いながら、JR東西線の事故を思い出した。あの日、私は、あの事故をした電車の5分後に出発の大阪行きの電車に乗っていた。もし、5分早く駅に着いていたなら、あの電車に乗り、2両目のドアにもたれて立っていたはずでした。

N.Yに住んでいた時には、時刻表は一応あったのだと思うのですが、電車はいつか来る。遅れてくるのは当たり前。皆がそんな風に思っていたので、誰一人遅れてきたことに文句言う人も見たことがありませんでした。たかだか1分やそこら遅れたくらいで、いったいどうなんだ?と思いませんか?
日本人の心のゆとりのなさが、あの事故を起こしてしまったのかな〜なんて、そんなことをふと、思い出しました。

ゆっくり、ゆっくりと、また、失敗した人を温かく見守る心を持って生きていければ、あんな事故は本当に起こったのかな。と思いました。

あのベテランそうなオーバーランした運転手さんでさえ、少しの失敗で手が震え、そして
その後、つじつま合わせをするためだと思うのですが、少しスピードがいつもよりも速く感じたのですが、そんな状態になってしまうのに、きっと、あのJRの若手運転手がどんな状態だったか。と思うと、なんとなく想像できる感じました。

今日は、JR事故で亡くなった人達の追悼花火があると聞きました。
事故当時、私は、亡くなった人達を人ごととは思えず、同じ電車で顔なじみの人の顔を新聞で見たり亡くなった人や、遺族の方や、生き残って頑張って生きようとしている人達の手記を読んでは毎日、泣いていました。
毎週末、事故現場の横を通っているし、このことは一生忘れることがない。と思っていのたのにも関わらず、だんだんと記憶や感情は薄れていくのだなあ。と思いました。
大切なことを思い出すことが出来てよかったです。

今日は、いったい、私はどんな思いで今日の追悼花火を見上げるのでしょう...
どうか、遺族の方々の心に希望の火が灯されますように、心から祈ります。