「東京タワー」 by リリー・フランキー

遅ればせながら 噂の 「東京タワー」を読みました。

この作品 来年のゴールでウィークには 樹木希林と
オダギリジョーで 映画化されるんですよね。
しかも、オカンの若い時を 樹木希林の愛娘の内田也哉子が演じると
あって なんだか面白そうです。
(黒木瞳・岡田准一・松本潤っていう「東京タワー」もありましたが ^_^;)

ベストセラーになって、話題になってるので、
感想が書きにくいのですが、
私は、むしろオカンが書いた本が読みたい!!と思いました。

たとえば、数年前に話題になった「冷静と情熱の間に」のように
江國香織が書いた女性側から見たストーリーと
辻仁成が書いた男性側から見たストーリーの2冊あるように、
オカン側から描いたストーリーが読みたいと思いました。

そこには、あふれんばかりに息子を思いやる気持ちと、
時々オトンとほんの少し辛い現実、仲のいい姉妹のこと
そして、息子と過ごした東京での生活、
そこに訪ねてくる色んな人々との暖かく優しい交流と、
うまい料理のレシピは間違いなく書かれているんじゃないでしょうか。

そして、
お姑さんとウマが合わなかったとか、
ヒノエウマの子どもを産んじゃいけないとか
そんなことは オカンの人性から削除してあげるー!

ほんと胸が痛かったです。(%涙%)(%涙%)(%涙%)

男は母親が死んでやっと一人前になる!というフレーズが
一番作者を語ってるような気がしました。 (R) (%ひよこ%)(%ひよこ%)