第5回サロン「私の好きな千里の風景」を開催しました!(11/20)

11月20日(日)13時〜15時、千里公民館 第3講座室(コラボ内)で今年度第5回のサロンを開催しました(第4回は泉北の縁卓会議参加で代替)。参加者は21名。

(%赤点%)第1部は、長年、新聞「千里」の編集を手がけてこられた北田順三さんのお話「私の好きな千里の風景」。撮りためた写真をスライドショーに再構成し、「私の好きな千里の風景」(1.ガーデンシティ、2.千里の小径)を紹介していただきました。

取材のために長年、千里ニュータウンをくまなく歩かれた北田さん。クルマの免許を持たず「歩きでの観察」に徹したから細かい変化にも気がつき、健康にもよかった…「千里の景色はみんな好き。石ころ一つでも見方しだいで宝物になる」という気持ちで歩き、新聞の編集をされたそうです。

お話は開発前の元の地形にもさかのぼり…建設前からの水脈(天竺川、青山の清水、池等)にまつまるお話のあと、千里ニュータウンは12住区、幹線道路沿いに、それぞれ異なる街路樹が植えられており、それぞれ違う個性を見せ、それが千里の魅力なので継承してほしい/千里を歩く時に大切なのは、太陽を背に歩くこと。逆光は芸術性の写真には良いが、順光で千里の風景を視てほしい/順光で歩くには、午前に佐竹台から出発して、北に上がっていくのが良い/地道を歩くのがオススメ。自然地形を生かした千里の稜線(尾根)が良いなど、長年千里を歩き、写真を撮ってきた方ならではの視点を披露していただきました。

◎千里は大阪の近郊農村として元は桃の栽培がさかんだったそうですが、害虫にやられてダメになり、代わりにモウソウチクを持ってきてタケノコの栽培がさかんになったそうです。ほんの10年ほど前までは熊野田あたりにタケノコの缶詰工場がありましたが、東南アジア産にコストでかなわず閉鎖にいたった…
◎「青山台」という町名は清水が湧いていたのでそのサンズイをとって生かしたはず…
など、「知らなかった」エピソードをつぎつぎと話していただきました。

開発前〜ニュータウン〜再開発後…と、景色は変わっても「千里に住む喜び」「地域の心」は変わらないのではないか…というお話が印象的でした。

(%赤点%)第2部は、吹田市+豊中市より、北田さんから寄贈いただいた写真、資料を中心に整理したプロジェクト「フォトギャラリーシステム」(キーワードや撮影時期により写真の検索が可能)がデモ紹介されました。

参加者からは「あれ出して!」「これ出して!」とお気に入りの風景リクエストがぞくぞく…キーワードを入れるとそれに関連した写真がざくざく表示され、話に花が咲きます。

これは良いものができた!せっかくだからいろいろな住民が撮った写真も足していって、上手く活用して行く方法を考えたいなどの意見が出されました。

(%緑点%)次回サロンは、次のとおりです。
●とき :12月17日(土)15:00〜17:00
●ところ:北千里公民館
●テーマ:「千里文化と芸術を語ろう」
※フォーラム会員・書道家の藤本智奈美さんによる書道パフォーマンス+フリートーキング

(伊富貴+奥居つけたし)