フォーラム宣言
昭和37年、千里ニュータウンの入居が始まってから今年で40周年になります。
その間、万国博覧会の開催や大学等の立地によって、千里は、国際的な文化・学術の街として一躍注目を集めるようになりました。
千里に関わりのある私たちは、つくられた街から、住民の手による住みやすい街を築こうと、力を合わせてきました。
しかし今、千里は著しい少子高齢化、集合住宅の老朽化による建替え、また、それに伴う環境問題など大きな分岐点にあります。
各分野で千里再生プランが論議されていますが、新世紀のまちづくりは、行政と専門家だけにまかせるのではなく、住んでいる私たちが、生活者の視点に立ったまちづくりを、めざしていかなくてはなりません。
今日集った「千里を元気にする仕掛人」と、千里に関わる私たち市民が、それぞれの活動の中で蓄積された財産を生かしつつ、一体となって、新しい市民ネットワークを築いていくことが「ふるさと千里」の創造への第一歩だと考えます。
「人と人、心と心が通い合う温かいまち」「街角で井戸端会議のできるまち」「千里で生まれ育った人が、いつでも帰って来たくなるまち」そんな夢と希望が語り合えるまちを、つくっていこうではありませんか。
このフォーラムに参加した私たち一人ひとりが、明るく元気な息吹を地域に持ち帰り、元気な仕掛人となって、その輪を千里いっぱいに広げて行く活動を展開してまいりましょう。
以上のとおり宣言いたします。
2002年11月30日
千里ニュータウンまちづくり市民フォーラム参加者一同