川西市社会福祉協議会主催 地区福祉委員会役員研修会
「ふれあいサロンに認知症予防を取り入れよう!
〜スリーA方式で優しさのシャワーを浴びてゲームで頭の体操をしましょう〜」
11月20日午後1時半〜4時から、川西市ふれあいプラザ4階ふれあいルームで研修会が開かれ、認知症予防ケアグループが講師として参加しました。
認知症予防ケアグループきららの会員8名がリーダーとスタッフを勤めました。
まず、社会福祉協議会の竹本さんの挨拶。川西市の地域福祉と研修会の目的について話がありました。
川西市では、平成16年から「福祉デザイン広場」づくり事業がスタートし、地区福祉拠点を中心に活動が進められています。
特に「ふれあいサロン」は年々盛んになり、平成20年度には全市で446回、10996人の参加があったとのことです。
このふれあいサロンを主催しているAブロック(川西市の多田地区より南の地域)の地区福祉委員会役員35名と社会福祉協議会の職員3名が参加されました。
まず、後だしじゃんけんで雰囲気を和らげてから、スリーA認知症予防ゲームの特徴とやさしさのシャワーについて向井と福井さんが約30分間説明。
やさしさのシャワーについては、現在も96歳のお母様の介護をされている(NPO法人)認知症予防ネットの福井恵子さんがご自身の体験をまじえてのお話。特別に京都から応援に駆けつけてくださいました。
まず、輪になって指や腕を使った脳トレゲーム。(リーダー谷向)
指体操(指を折る体操、数え歌)
グーパー体操、グーチョキパー体操
リズム遊び(2拍子 うさぎと亀、3拍子 ふるさと、4拍子 夕焼け小焼け)
お手玉回し、どじょうさんゲームを楽しみました。
時間がないので2回ずつでしたが、どじょうさんゲームでは大きな笑い声。
ゲームの合間に福井さんからやさしさのシャワーの声かけについて具体的なコメント。
男性は指ゲームが苦手な方が多いのですが、沢山参加されていた男性は、さすがリーダーさんたちなので、ゲームを楽しんでくださいました。
机に移動して言葉集めゲームと広告パズル。(リーダー 古田)
言葉集めは記憶の呼び戻しが目的。
今回のテーマは鍋の中に入れる具。テーマは季節の行事や花、魚などが多いのですが、今回は男性が多いので季節の鍋をテーマにしました。
時間が少ないので縦か横か斜めで○がつけばOKにしました。
スタッフは、参加者の様子を見守り、とまどっている人にそれとなくヒントを与えます。
広告パズルは図形の認識の呼び戻しが目的。
使う折込広告は、高齢の方には裏が白で大きなはっきりした写真があるものが適しています。
今回は大人数なので、細かな写真が並んだものもありましたが、元気な方ばかりなので上手にできていました。
道具を使って、シーツ玉入れ、風船ゲーム、じゃんけんゲーム(担当 天野)
シーツ玉入れは2つの輪になってしました。
2つのグループに分かれてグループの名前をつけて、シーツの2つの穴に何個ボールが入ったか競います。時間がなくて1回ずつで、みなさんもっとやりたい様子でした。残念!
風船ゲームは、多くの方が風船に触れられるように風船は5〜6個を使用します。
輪が広いのでスタッフが輪の中に入って風船を拾ったりあまり回ってこない参加者へ送ります。
ゲームの最後はじゃんけんゲーム。大きな声で気合を入れてじゃんけんをするのでリーダーの声も聞こえないほど。
勝った人2人で決勝戦!負けた人にもインタビューします。これがやさしさのシャワーとのコメント。
優勝した人はリボンの大きなレイでいい笑顔。1本1万円だといくら?何に使う?との質問には、みんなで使うとのやさしい答え。大いに盛り上がって終了しました。
最後に質問と感想をお聞きしました。
ふれあいサロンのプログラムを考えるのに苦労しているので、とても参考になったとの声をたくさんいただきました。
このスリーA脳トレゲームはふれあいサロンでやるのにぴったりとの声も聞かれました。
皆さまの活躍を期待しています。
次回は12月9日(水)午後1時半からBブロック(多田東より北の地区)のリーダーを対象に開かれます。