講演会報告 被災地でも広がるスリーA脳トレゲーム

3月1日(土) 10時〜11時45分
パレットかわにし 会議室にて
福井恵子さんによる東北支援の報告会を開催しました。

東北の大震災発生から1年後の2012年3月31日から傾聴のボランティアに参加した福井恵子さんは、最初は被災地仙台、気仙沼に入って被災者の皆さんのお話を伺いながらボランティア仲間にスリーAを紹介。

少しずつ被災地でもスリーAを紹介する機会を得て、今では宮城、岩手、福島とすっかり東北各地にスリーAファンを作り、ご自身がスリーAを実践されたのはこの2年でなんと50回。リーダー養成講座も何度も要請されて開催。どんどん広がって行く様子がわかる報告会でした。

訪問地の先々で写真を撮られているので、様子が分かりますし、被災者の方のお一人お一人の被災状況をよく覚えていらしてお話ししてくださったので、本当にTVドキュメントのように感じる事ができました。

「夢の旅行」で「あの世に行きたい」と言われた男性の話には胸がつまりました。
「つまらなかったら途中で帰っていい?」と言いながら最後までゲームに参加した小学生の女の子が「明日も来てね」と見送ってくれた写真も印象的でした。

1泊2000円のボランティア宿に泊まっての活動は体力的にも精神的にも大変な事だろうと頭が下がります。

行く先々で出会った人がまた次の人との出会いを生み、人と人がつながってボランティアの輪が広がって行くのだという事がよくわかりました。この繋がりの糸口はやはり最初のアクションがものをいうのですね。

いつも自然体で、芯がありながらも優しい福井さんのお人柄が人の輪を広げるのでしょう。その上に福井さんがスリーAというツールをお持ちだったので輪が2倍にも3倍にも広がったのだろうと感じました。

スタッフも含めて参加者は30人でした。 (報告 天野(%ひよこ%))