今日は、県立青雲高校(通信制)の卒業式でした。

かつて通信高校は、休日を利用した働く人の勉学の場であり、
高校卒業のライセンスを取得できる学校でした。
最近は、中学時代に不登校の経験をした人や、一度入学した学校が合わなくて
転・編入をして高校を卒業していく人が増えてきたといいます。

そもそも通信高校は、自学自習をモットーとしていますが、
フリースクールのような<居場所>を確保して、
そこで、色々な人たちと交流をしたり、体験を重ねながら、
学習のサポートを受けて卒業していく人たちもいます。

設立以来、ずっと今まで県立の通信制高校(青雲/網干)の子どもたちが、
ふぉーらいふを『居場所』として、
また学び舎として、高校を卒業していきました。
そんな彼らのことも思い出し、胸がいっぱいになりました。

今日巣立っていかれた一人ひとりにも、色々な困難な状況もあったかと思います。

仕事・家庭・学校・・・そして育児といくつものハードルを越えられた方、
何年もの長きにわたって、やっと卒業証書を手にされた方、
周囲の応援を受けつつ、職場の環境も変えるほどの熱意で励まれた方 などなど
色々な年齢層の方がいらっしゃいましたが、人生の先輩が同窓生であることの素晴らしさ、
普通校にはない出会いと充実感を「ふぉーらいふ」の卒業生たちもよく口をそろえて言っていました。

家族、先生、そして友だちをはじめ支えてくれた全ての人たちへの感謝の気持ちを胸に、
新しい希望に向かって卒業をしていかれた303名の方々に、
改めておめでとうございます。

さて、「ふぉーらいふ」も、県立の通信高校に加えて、
4月からは広域通信制高校の「相生学院高校」が新たに選択肢として増えます。
今まで以上に通信高校のサポート体制を充実させていきたいと思っています。