設立の背景 〜その1〜

当ブログの編集長を務めますIMは、元々は某広告代理店でテレビ・コマーシャルや企業PRビデオ等の制作を担当しておりました。しかし、2000年にバブル崩壊の煽りで会社が倒産をしてしまいました。

その後、友人の誘いで教育業界に転身し、“大学院受験予備校”なる所でカウンセラーとして大学院入試、大学編入の受験相談を担当することになりました。

実は、私はこの予備校に勤めてから初めて「大学院受験にも“予備校”があるのだ」と、知りました。その予備校では、大学院受験を目指す方は臨床心理士(一種指定校)希望者が半数以上を占め、他はMBA取得と税理士試験で科目免除を得るために法科大学院を希望する方々です。

大学編入を目指す方は、医学部の学士編入と看護大学または看護学部編入希望者が5割で、他は社会人入試の希望者です。因みに予備校の“生徒”は6割が25〜40歳代の女性で社会人です。後は現役大学生が3割と1割の社会人男性です。

臨床心理士を目指して大学院を受験するためには、“研究計画書”なるモノを提出しなければなりません。“研究計画書”とは、自分が院で何を研究したいかを示す重要な提出書類です。

院入試では筆記試験後の口頭試問で、研究計画書の内容について必ず質問を受けます。返答に詰まって「予備校の指導を受けて作成しました!」では一発で不合格となってしまいます。

そんな訳で、研究計画書の作成指導のために予備校とは別に作ったのが「人間行動科学研究会」で、当初は任意団体として発足しました。

最近では院入試の口頭試問時に、NPOなどで活動していることが評価されることもあって、そんな“不純な動機”で当法人に入会される方も何人かいらっしゃいました。当法人は動機・理由は何であれ、“心に傷を負い、悩み苦しむ人の心のケアしようとする”優しい心をお持ちの方は大歓迎です。(元々は、当法人も不純な動機で設立をされておりますので! !)