すてきな女性に出会いました!

先週の土曜日、KEC教育グループ木村理事長の招きで「あすなろ倶楽部」という異業種交流会に参加をさせていただきました。当日は120人ほどの経営者の皆さんが参加されており、参加者同士で名刺交換を行い、ゲストとして招かれた経営者が講演を行うという主旨の集まりです。

講演講師はクメールアンコールフーズ㈱の小島幸子社長です。数年前にNHKの番組で小島社長が紹介され、その番組を観てましたので良く知っていました。

1972年:群馬県生まれ。
1994年:横浜市立大学在学中に1年休学し、中国へ放浪の旅と日本語教育検定試験に合格。
1996年:大学に復学し、卒業後3年間フリーター。
1999年:旅行会社に就職しカンボジアでツアーガイド。
2004年:クメールアンコールフーズ㈱設立。
2008年:日経ウーマンオブザイヤー賞受賞・・・

・・・というご経歴で、講演テーマは

Ⅰ:私を奮い立たせたビジネスの原点−アジア放浪の旅
Ⅱ:カンボジアでの「社会起業家」への道のり
Ⅲ:「企業おこし、街おこし、国おこし」−新しいビジネスモデルの構築

・・・でした。
35歳・美人で独身の女性経営者ですが、講演(話)は非常にお上手で私は小島社長の講演途中、何度も感動を覚え鳥肌が立ちました。
その中の一説が、「援助というのは上から目線の“やってあげる”では無く、同じ目線・位置に立って共に汗を流す」という考えです。
現在、小島社長の下で働くカンボジア人従業員は70名ほどだそうですが、殆ど産業が無い国で起業をし、若者の自立支援をされています。

講演の後、私は小島社長と名刺交換をし、直接二人だけで話す機会が得られました。小島社長は私の名刺をご覧になって「援助や支援はJICAやNGO、NPOだけでは無いですよ。私は貧しいカンボジアの農村の人たちが、貧困から抜け出すために事業を介してお金を労働の対価として自分の手で得ると云うことを学ばせ、彼らが自分の力だけで生きていく“真の自立”を支援しています。」

カンボジアは人口の8割が農業だけで生活をする貧困層が占めているそうです。それは、ポルポト政権の後遺症で知識階層の多くが虐殺され、教育や経済・産業育成が非常に遅れているからだそうです。

私の「すてきな女性との出会い」の感動の一日で、人間行動科学研究会をご支援頂いております「KEC教育グループ」木村理事長にも感謝の一日でした。