竹細工のブログ公開作品展です。
今回ご紹介するのは不思議な「振動で回るプロペラ」ですが、材料はプロペラと竹板という至ってシンプルな作品です。
竹板の一部がノコギリ歯のように、凸凹に加工されています。プロペラの付いた竹板本体を片手で持ち、一方の手には細い棒を持って竹板の凸凹部分を擦ります。
するとどうでしょう、擦って振動を与えている限り先端のプロペラは、勢い良く回り続けるのです。
先端の大小二つのプロペラは、どのように回るか分かりますか?
お互いに同じ向きに回るのか、それとも逆向きに回るのか?
振動を与えると、それがどのようにして回転運動になってプロペラに伝わるのか?
プロペラが三つの場合はどのような動きになるのか?
竹板本体の凸凹の数や大きさ(深さ)によって回転がどのように変化するのか?
・・・などなど、いくつもの疑問が湧き、子どもも大人も科学への興味を誘う不思議な竹細工です。
一つ実験をしてみました。竹板本体の左右の擦る側によって、プロペラの回転方向をコントロールすることができます。
右側を擦るとプロペラは○方向に回り、左側を擦ると○方向に回ります。
ご興味を持たれた方は3月20日(土曜日)、12:00〜16:00までKEC枚方教室にて「竹細工展」を開催しております。そこでビデオ撮影をして実験を行いますので、是非ご覧いただき答えをお持ち帰りください。