「クロシジミ」発見!

皆さんは絶滅危惧種に指定されている蝶「クロシジミ」をご存知ですか?

私は小学生の子どもたちに「体験学習」を提供・指導されている枚方市のNPO法人ウェルネス啓発センターの加堂先生から頂いた写真葉書で、初めて「クロシジミ」のことを知りました。加堂先生は体育の先生なのですが、なぜか「蝶」にも関心をお持ちで詳しいのです。

「クロシジミ」は幼虫の時に、アリの巣に運ばれて育ててもらう珍しい蝶なのです。
「クロシジミ」の卵はアブラムシのいる植物で、近くにクロオオアリがいる場所に産み落とされます。卵からふ化した幼虫は、暫くはアブラムシの分泌物をなめて成長しますが、その後はクロオオアリの巣に運ばれて、アリからエサをもらって地下のアリの巣の中で成長するそうです。

「クロシジミ」はアブラムシとクロオオアリとに共生する珍しい生態と生育環境のため、年々減少していて絶滅危惧種に指定されているそうです。

一昨日、家庭菜園中の畑でラッキーにも「クロシジミ」を発見しました!
畑は完全無農薬・有機栽培ですので、クロアリやアブラムシなどが居て「クロシジミ」の成育条件と環境が揃っています。
見ると4〜5匹が花に集まって蜜を吸っています。「クロシジミ」にも食欲の秋が訪れているいようです。しっかり花の蜜を吸って“丈夫な”タマゴを産むのでしょうね。