トウモロコシの実が大きく膨らんできました。
我家で育てているのはポップコーンとして使用する「爆裂種」という種類のものです。実を焼いたりボイルして食べるスイートコーンと違って、実の皮が硬い品種で長期保存ができます。
ところで、ポップコーンが出来る原理をご存知ですか?
トウモロコシは乾燥していても、粒の中には微量の水分を含んでいます。水分は加熱すると水蒸気になり、そのときに体積が増大します。
乾燥トウモロコシを加熱すると、しばらくは硬い皮の中で水分が膨らみ続けます。そして、膨張を続ける水蒸気に耐え切れなくなった皮が破れると、風船が割れるように「ポン」と爆裂し、フワフワのポップコーンが出来上がるのです。
因みに、天日干しをして硬くなったスイートコーンを加熱しても、皮が「爆裂種」に比べて柔らかいため上手く爆裂せず、一部破裂状態または黒焦げになるだけで、フワフワの美味しいポップコーンにはなりません。