ここまで寒くなってくると秋に草を刈った後は、なかなか新しい草は伸びてきません。
しかし、落ち葉が敷き詰められた茶色い土地の所々に、鮮やかな緑色の部分が現れます。のびる(野蒜)が“伸びた”群生地帯です。
ユリ科の多年草で古代から食べられていた野草です。胃腸を丈夫にし体を温める効果があるそうです。ネギに似た香りがして、球根の部分を生のまま味噌を付けて食べるそうですが、私はまだ味わったことがありません。天ぷらにしてもおいしいらしく、 茎もネギのような食べ方で食べられるそうです。
冬眠中の雑草の中で、のびる(野蒜)だけが“伸びた”今が旬にも思えるのですが、4月から6月が旬の野草です。