ゴールデンウィークの後半4連休がスタートしました。きょうは一日中家にこもって、先日摘み取った山椒の花と新芽で山椒料理を2品作ります。
まず1品目は「花山椒の佃煮」です。
皆さんはあまりご存じではないでしょうが、これは“またとない珍味”です! 私的には世界の三大珍味(キャビア、トリュフ、フォアグラ)の次に来る4番目の評価です。
なぜなら、花山椒の採取できる期間が非常に短い(およそ5日間)ことと、採取量が非常に少ないことです。花山椒は採取時期を逃すと、花に指が触れただけで散ってしまいます。それに花山椒を採取した後の花と葉の分類も、相当な時間を要する手作業だからです。
因みに写真上の分類を終えた花山椒は僅かに640グラムですが、大人二人で花の摘み取りから分類まで延べ約12時間を要しています。時給1000円で換算すると640グラムの花山椒が24000円となります。
さて、調理に入ります。
まず沸騰させた湯に花山椒を入れて、さっと湯通しします。そして水切りと熱を冷ます(花山椒の色を保つ)ため、新聞紙の上に広げて暫く置きます。(写真下)
水切りを十分に終えると鍋に入れ、うすくち醤油とみりん、それに料理酒を加えて煮詰めていきます。(その他、塩や調味料はお好みで)
煮詰まったら「花山椒の佃煮」の出来上がりですが、量(嵩)は湯通しした時点から四分の一程度になってしまいます。
次回のブログでは、2品目の木の芽味噌(味噌田楽)作りをご紹介します。