「残パン」の堆肥化実験の2回目は終了しました。

3月24日、乾燥中だったパンを再度天日干しした後、チップ機で粉末にして第1次熟成槽に投入する実験を行いました。(前回に続いて2回目)

 パンは水分を含んでおり、かさも多いことから、そのまま発酵槽や熟成槽に投入することが困難です。そこで、なんとか水分を除いて、さらに細かく砕いて投入する方法を模索しており、今回が最後の実験でした。

 作業は、天日干しして多少砕けそうになったパンをチップ機に入れて細かくする方法と、さらに乾燥させることで手でも細かくすることができる方法を試行し、、これで実験分の約320kgを第1次熟成槽に投入することができました。

25日の第1次熟成槽の状況は、温度は75度を保ち、発酵が促進されています。水を混ぜて微粉化した場合のような余分な水がないことから、順調な熟成過程にあるようです。

 今後は、施設職員が切り返しによる発酵促進と温度管理を行いながら、約1月後に第2次熟成槽に移送し、さらに熟成させていきます。

 水を混ぜる方法では作業時間が短縮されますが、天日干しは日数と作業時間がかかります。どちらが有効なのか、今後検証されることになります。

 手探りで行っている実験。実態に即した実験の結果がどうでるか、楽しみです。