てしま保育園のたい肥化 続編 (前回は2月13日)

数年前から豊中の市立保育所27のうちいくつかの保育所が民営化されましたが、てしま保育園もそのひとつです。当法人は、てしま保育園と縁があって、筆者は園児の環境教育と保育園の生ごみの堆肥化に取り組むことになりました。

堆肥槽はコンパネ(板圧9ミリのベニヤ板)で保育園職員と一緒に作成。結局2号槽(コンパネ3枚使用)も作り現在まで活躍しています。
「緑と食品のリサイクルプラザ」は生ごみ1トン弱、家庭用は約700グラム、保育園は約10kgですから中間規模になります。
保育園と共同で作業方法を開発しました。冬でも50度くらいで、コンパネの外壁を触ると暖かさを感じます(%赤点%)
生ごみの量が増えたり減ったり、水分が変化します。気温も変化します。
今では、厨房の方が においで醗酵がうまくいっているかも判断できるようになりました。
出来た堆肥は「てしま堆肥」と名づけられ、保育園の植木や花の肥料として使われています。
思わぬ利点は、保育園は年末は遅くまで開いているので、生ごみを新年まで持ち越していたのが、すっきりした厨房で年を越せることでした。カラスの被害もなくなったとのこと。
見学も出来ます。(直接 保育園に頼んでください)
*設置場所は保育園なら必ずある2階からの避難スロープの下です。雨もかからず適しています。

ただ、この保育園のすごいところは、通常その場所は柵があってデッドスペースなのを役所にも相談して、その柵を自分たちで一部カットし溶接し扉のようにして、南京錠をつけ、職員さんが堆肥化のために出入りできるようにされたのです(%王冠%)