「都市で学ぶ農楽講座」を開校しました

3日(金)、午後から「農楽講座」(有機野菜の栽培を基本として農業全般を学ぶ20回のシリーズ講座)の開講式と2つの講座を実施しました。

 この間、講座受講者を募集し、35人の希望がありましたが、当日は27人が受講し、
午後1時30分から午後4時近くまでみっちり勉強をしました。

 開校に当たって、当NPO高島理事長が、「現在4人の若者が市内の農家で農実習を兼ねて就労をしています。彼らに理論も学んでいただき、次の担い手になっていただく願望も持って講座を開講しました。」と挨拶。早速、講義に入りました。

第1講座は「豊中における都市農業を知る」と題して市農業委員会の事務局長が講義。減り続ける現状や生産緑地をめぐる課題、地産地消の取り組みの成果、市民農園の活動と現況、そして豊中の農業について話がなされ、都市部での農業の役割の大切さを説かれました。

 日ごろほとんどの気にかけていない話があり、豊中の農業の状況を知る機会となりました。

第2講は「身近な野菜のエピソード〜知っておきたい野菜の心〜」です。園芸アドバイザーの服部和雄さんから、ユーモアを巧みに交えてお話がありました。

 服部さんは、現在は野菜作りがブームであることや、旬の野菜を食べることの大事さ、初めて野菜作りをする際の注意事項や心がけること、さらにはトマト、ナス、キャベツや白菜など野菜の隠された逸話を念入りに話をされ、最後に、「地産地消」の重要性とそのうえで「自産自消」をめざすことが一番心がけるべきと、語られました。

 すでに1000回以上の講義を経験されており、午後の講義で誰も寝かさずに笑いの渦を作りながら野菜の心をつかむ肝心のコツを説かれました。

 久しぶりに笑うことができて、ほのぼのとした気分で家路につく午後の活動でした(%笑う男%)(%音符2%)(%笑う女%)(%音符1%)(%王冠%)