一瞬、学生時代の緊張が走りました。

本日、午前の「農園楽」や「野菜市」の後、午後からは「都市で学ぶ農楽講座(第6講「施肥設計」)」の開講でした。
 講師は、高橋太一郎さん。農学部出身の農に関するエキスパート(現在、農業経営コンサルタント等に携わっておられます)です。作物を育てるための「施肥設計」の講演を受けました。
 自然界における有機物循環から農業と自然の関係性を前提に、補充する栄養素のあり方について具体的な講義を受けました。とくに、必須元素の種類とその用途と性質を踏まえ、どのように施肥設計をするのか、田端の面積を事例にして、手順、時期(作物の種類)、肥料投入の事前措置、肥料を決めるコツとタイミング等の話がありました。
 圧巻は、田畑の面積をベースに有機栽培を基本にどれぐらいの肥料をどのように投入すべきか、受講生に具体的な問題が投げかけられたことです。
 1時間30分の講義ですが、あっという間に時間が過ぎた講座でした。

<感想>
 施肥設計の基本的な点を具体的に説明をいただき、素人でも挑戦できるような元気をいただきました。
 とりわけ、レジュメに「練習問題」が書かれており、指名されたら、あるいは時間中に書かなければ、と非常に緊張をしました。
 でも、野菜づくりに際して、何を育てるのかが一番先で、その上で作付けの準備を行うべきとの指摘は、目から鱗でした。
 それにしても、当てられたらどうしょうと、一瞬緊張した本日の授業でした。