13日(金)、午後からシリーズで実施中の講座を開講しました。今回は、大阪府立能勢高校教諭の間 一孝先生による「有機農業」に関する諸法律や関連の制度などについて説明を受けました。簡単に有機という言葉が使われますが、厳密な定義があり、法令の解説、歴史的な経緯、特に、国内における有機農業の歴史を切り開いた研究会の活動や消費者と生産者の連携の約束事など、多くの事案や動き、法施行の経緯などが、語られました。法律の話が軸ですので一般にはなじみのない、また難しい用語もあることから、多少高度な学習となりました。以下は講座の主要項目です。

① 農業法令での語句の解説。「有機農業」、「有機肥料」ということばの定義
② コーディクス委員会=国連食品規格委員会=国際的な食品規格作成
③ 遺伝子組み換え作物 日本国内は栽培禁止。輸入7種類
④ 日本有機農業研究会:生産者と消費者の提携の方法10ヵ条の解説
⑤ 有機農業関連年表:1946〜2012まで19項目。主な項目を解説。
⑥ 有機農産物&特殊栽培農産物に係わる表示のガイドラインの解説。
⑥ 有機JAS(ジャス)法。2000年改定 2001年施行:JAS規格の解説etc.
⑦ 農薬ポジティヴリスト制度=農薬の残留規制の解説。