年内最後の「都市で学ぶ農楽講座」を開講

27日(木)、午後から豊中市立環境交流センターで第16講「野菜畑の管理と冬の土づくり」の講座を開講しました。当日の講師は、能勢で自らも作物栽培を長年行っておられ、また、この間、豊中市花とみどりの相談所の相談員をなされ、花の栽培にも造詣の深い高木 勇先生でした。

講義内容は、収穫野菜の管理としてこの時期の大根、ニンジン、イモ類、白菜などについての説明があり、続いて栽培野菜の管理として、ビニルフイルム、ポリエチレンフイルム、ポリオレンジフイルムなどの資材は、保温性・透光性・防霜性・防露性などに優れた物を用いることの必要性を指摘されました。

さらに、冬を逆手にとってチャンスと考え最適な冬季四耕作業として、深耕(天地返し)・土壌消毒耕転・石灰質施設用耕転をあげ、12月から3月にかけて実施する方法が説明されました。

また、作土、整地作業、畝立てについて、元肥施用・畝立ての方法が具体的に語られました。

冬の畑の管理は長年の経験と知見から、どのような時にどのような対策が必要か、素人には難しいのが現実です。当日の講義は、良く分かり質問も多くて受講者には参考になる講義となりました。